内容説明
警視庁捜査一課の刑事・清水の恋人・みや子は、あどけない表情と暗い影を合わせ持っていた。その素顔に触れようと、清水は志賀高原へスキーに誘うが、その眼前でみや子が射殺された!捜査に乗り出す十津川。ついで第二の殺人が起こり…。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京都生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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夢追人009
133
本書序盤の主役・清水刑事は無惨に恋人を射殺された怒りから必死でリベンジの犯人捜しに邁進しますが、終盤には苛立ちと憤怒に駆られて行き過ぎた行動に出てしまい不名誉にも逮捕される事となってシリーズの準主役の人はろくな最後を迎えないと言うジンクスがまたも当たりましたね。本書の推理はそれ程に複雑でもなく割と単純ですが、とにかく全部で死者が6人という「邪魔者はどいつもこいつもみんな消してしまえ」とばかりに、一人殺すも何人も殺すも同じで死刑されるのは一度だけと割り切っている様で本当に空恐ろしくふてぶてしい野郎でしたね。2018/02/17
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
7
2005年12月15日 初版2017/10/04
アルゴン
4
★★ リアルという逃げは通じなくもないですが、登場人物の行動が雑すぎる。皆単純に動きすぎです。しまいには刑事が突然参考人を殴るなんて。2016/01/03