感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
77
豊穣 武芸者が次々出てきて戦いまくる。 時は１２ｃ、南宋 でも主人公は子供時代モンゴルでチンギスハーンに可愛がられたりする。 再読。今回は中国語原書と並行読み。 結構省略してあることに気づく。 ５巻本の１2020/11/30
kagetrasama-aoi（葵・橘）
38
「射鵰英雄伝」第一巻。副題は『砂漠の英雄ジンギスハーン』。中国武俠小説、初読みのジャンル。時代は金と宋とモンゴルの三国が中原の覇を争っていた頃。主人公は郭靖と楊康の二人、でもダブル主人公にしては楊康の扱われ方がちょっと酷い気がする。其々の想い人の黄蓉と穆念慈、黄蓉は小生意気過ぎて好きになれない。穆念慈は健気で好感度高いけど、悪い予感しかしない…。金国の趙王完顔洪烈が最終的な悪役？善悪がはっきりしていて読み易い、次行きます。2023/10/23
kochi
25
読友さんご紹介本。宋末の時代、南宋の田舎町で金国と内通する役人に殺害された義兄弟、郭と揚の夫々の遺児二人の数奇な運命を描く。第一巻は、モンゴルまで流れた郭靖が武術の修行の末、ジンギスカンの娘の婚約者となり、十八年前の武人としての約束の為に南宋に戻るところまで。続きが待ちきれない！でも図書館は、休み(°_°) 登場する多彩な武人を見ていると、吉川英治『三国志』を夢中になって読んだ昔が懐かしい。2013/08/12
アイアイ
22
武術の達人であった夫を殺され、子を身籠ったまま連れ去られた二人の女。一人はモンゴルにたどり着き一人は王妃にされる。 モンゴル社会に産まれジンギスカーンと出会い成長する主人公郭靖は、父のかたき討ちの為に６人の師匠から修業を受ける愚鈍だが優しい聡明な 少年。(日本でも少年漫画に多い努力家好感触キャラ)中国最大の激動期歴史ロマンと、様々な武術門派が戦いを繰り広げる壮大アクション。 必殺技に名があり、エネルギー発するし空飛ぶし武侠基本用語は一つも知らないけどのめり込みました。▽図書館2016/04/07
緋莢
17
「射鵰三部作」の１作目。宋王朝が衰退し、金国の勢いがある時代が舞台。牛家村に住む２人の義兄弟とその妻が、役人の襲撃で離ればなれになり、その子供が数奇な運命を辿ります。モンゴルへと逃げた李萍が生んだ郭靖が主人公。江南七怪から武芸を、全真教の教主から内功を学ぶ郭靖。覚えは悪いのですが、真っ直ぐな青年で、利発で人を騙すのが上手い 黄蓉とは良いコンビです。江南七怪と全真教の丘処機との戦いが面白かったです。2018/10/06
