内容説明
典型的な短篇型のもの書きであるぼくの作品の中でも、ことに短いものばかりを集めてあります。長いものでも400字詰原稿用紙20枚強、短い作品では4、5枚などという超ミニ・ストーリーのオンパレードです。あらためて読みなおし、われながら、よくもまあ、この短さで小説が書けたものだと半ばびっくりし、半ば感心しているしだいです(あとがき)。シリアス、ハチャハチャとり混ぜて37篇、乱れ射ち!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masaru
6
37編の短編。前半ショートショート、中盤からショートとなる構成。個人的には前半のショートショートが好み。1987年に発売されたものなので、SF的要素に古さもありますがそこも味があってよいです。2020/02/29
カニック
5
ヨコジュンの割にはバカっぽさは少なくブラック要素が多いSFショートショートでした。気軽に読めて笑えます。2018/05/01
げんなり
3
懐かしい感もあり、というより当時より面白さが際立っている気がする。あの頃自分は生意気の絶頂、ハチャハチャなんて読み捨て本の類、まともに相手することはないなんて思ってたのに、この年になると、SFはやっぱりこうでなきゃと思うのだ。粋だと思う。2018/02/10
火星人碧
2
久しぶりで引っ張り出して読んでみた。あまり古びた印象はない。ショートショートをSFで書いたらこうなるという見本市のような本。2016/06/30
冬至楼均
2
ショートショート集。ギャグは少な目、その分ややブラックかも。2010/07/13