内容説明
ゴールデンパウム朝銀河帝国の開祖ルドルフ大帝の即位から486年宇宙歴759年、ラインハルトは19歳だった。この年、自由惑星同盟軍への報復をとなえて、銀河帝国軍は3万5000余隻の討伐軍を帝都オーディンより発進させた。「愚劣な戦い!」とラインハルトは思った。「おれに全艦隊の指揮権があれば、この無益な会戦でも完勝してみせるのに!」。15歳の初陣以来、幾多の武勲をかさねてきた彼の野望は、この王朝を倒し全宇宙の覇者となることだった。彼の横には、ジークフリード・キルヒアイス少佐がひかえていた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MAEDA Toshiyuki まちかど読書会
26
第三次ティアマト会戦!ラインハルトの全艦主砲斉射三連!の後、ビュコックとウランフが味方をかばいながら、たくみに連携しつつ、後退していくところが好き。古来、しんがりが一番大変です(^.^)2019/06/29
つきかげ🌙
17
限りなく本編に近い外伝。キルヒアイスが出てくるとほっとする。2017/10/17
Mzo
12
本編、列伝、と読んでから外伝へ。外伝というかエピソード0かな。この人物が後には…と思いながら読むと感慨深い。それにしても、どの時代でも小者は小者だな、と。そこでやめとけばいいのに…と同情すら覚えることも(笑)2020/11/15
Mitsuru Umeda
9
学生時代の再読・・・と思っていたのだけど、わたし、これ、学生時代に読んでない。 多分、学生時代のわたしは「外伝なんて邪道」とかいって読まなかったのだろうな、と思う。 30年前のわたしに言いたい。「粋がらずに読め!」と。 本編のストーリーを補完するだけでなく新たな歴史の断面を見せてくれる。 キャラクターたちのサブエピソードもテンコ盛り。 しかも田中芳樹先生の流麗な文章は脂が乗りきっていて、読書する快感に浸る光悦。 銀河英雄伝説。 やっぱ名作だわー(うっとり)2019/02/08
ざるめ
9
大好きな人がたくさん登場しているし、大好きな出来事がたくさん語られている外伝(*^.^*)♪はしゃぎながら読んで、可哀想な目で見られた(^^;)でもいいじゃないかキルヒアイスとアンネローゼ様に会えたんだから(^^)♪実はベーネミュンデ侯爵夫人も好き(^^;)ゞ2018/07/03