出版社内容情報
韓国語によって全く異相の万葉集が浮かびあがる。今まで難訓とされていた謎の万葉集も完全解読。いまこそ文学史が書き改められる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サチ
1
嘲笑レベルのトンデモ本。自分に都合の良い論のこねくりまわせる数例だけを挙げて、「これこそが唯一の読み方」だのと大上段に言い張れる神経が凄い!
悸村成一
0
万葉仮名を吏読(イド。りとう)ふうに読み、主に難訓歌や枕詞を解明する試論。2013/10/20
Furtwangler1
0
万葉集は古代の韓国語と日本語の両方を使って書かれていたという衝撃の書。特に初期のものは吏読(韓国語における万葉仮名のようなもの)のみを使って書かれているため古代日本語では読めない。 日本語の知識だけで読むとどうということのない、素朴な歌集でしかない万葉集が、韓国語で読むと驚くべき歴史的事実が封じ込められていることに気付く。万葉時代の歌人たちの言葉に懸ける恐るべき執念、西洋の比ではない言霊の重さに圧倒される。それにしても、万葉集の全文解読は一体いつになったら出来るのだろうか。