文春新書<br> 告発 児童相談所が子供を殺す

個数:
電子版価格
¥815
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

文春新書
告発 児童相談所が子供を殺す

  • 山脇 由貴子【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 文藝春秋(2016/09発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 14pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月27日 01時06分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166610907
  • NDC分類 369.4
  • Cコード C0295

出版社内容情報

何度も通報されていたのに虐待死が防げないのはなぜ? 事なかれ主義、モラルハザードが蔓延する児童相談所の真実を、元職員が告発! 【最後のセーフティーネットは穴だらけ――元職員が覚悟の告発!】

全国207カ所の児童相談所(児相)が2014年度に対応した児童虐待の件数は、前年度比1万5129件(20.4%)増の8万8931件に上ります。1990年度の調査開始以来24年連続で過去最多を更新。死亡したのは36例39人。心中が33人、それ以外が36人となります。

虐待された子どもの「最後のとりで」となるのが児童相談所です。必要があれば親と引き離したり、一時保護所で預かったり、訪問やカウンセリングをして安全を確保する役所―ーのはずなのに、「児童相談所に何度も通報していたのに虐待死してしまった」という例が後を絶ちません。なぜ、?最後のセーフティーネット?は虐待を見過ごしてしまうのでしょうか?

児童相談所の多忙、人手不足、専門家の不足、ハード面の限界は各メディアでも言われていますが、それは本質的な問題ではありません。本書で取り上げる問題の一例は――。

・心理的虐待、ネグレクトなどの相談終了の判断基準は「死ぬことはないから」

・虐待は手間と時間がかり責任を負いたくないので、学校、保育園などに押し付ける

・役所の中で児相は超不人気部署。“お役所体質”の問題が凝縮

・相模原市の児相談所が女子9人を全裸にして身体検査した事件は他でも起こり得る

なぜ虐待が起きるのか、見過ごされるのか、どうしたらいいのか? 著者は19年にわたり心理司として児相に勤め、2000人以上の家族と接してきたプロフェッショナル。15万部のベストセラー『教室の悪魔』を記したカウンセラーが、子どもたちの悲痛なか細い声を交えながら、満を持して問題のすべてを論じます。

山脇 由貴子[ヤマワキ ユキコ]

内容説明

何度も通報されていたのに、虐待が見逃されるのはなぜなのか?最後のセーフティーネットであるはずの児童相談所は今、子供を救う場所ではなくなっている。親の言うなりになる児童福祉司、いつも満員で入れない一時保護所、虐待親の心理など、元職員が非情な現場を告発する。

目次

序章 私が目の当たりにした悲劇
第1章 なぜ虐待死は防げなかったのか
第2章 児童相談所とは何か
第3章 なぜ虐待はなくならないのか―虐待の「強制終了」
第4章 なぜ虐待はなくならないのか―力量不足の児童福祉司たち
第5章 なぜ虐待はなくならないのか―児童養護施設に入れても続く問題
第6章 児童相談所が虐待をなくせない理由
第7章 なぜ虐待は起きるのか
第8章 どうしたら虐待はなくなるのか
第9章 子どもと関わる上で重要な六つのこと

著者等紹介

山脇由貴子[ヤマワキユキコ]
東京都出身。横浜市立大学心理学専攻卒業。女性の生き方アドバイザー。家族問題カウンセラー。東京都に心理職として入都し、都内児童相談所に児童心理司として19年間勤務。2000人以上の子供たちの心のケアに携わる。2015年に退職後、「山脇由貴子心理オフィス」を立ち上げ、現職に。2006年に刊行した『教室の悪魔』(ポプラ社)が、現代のいじめ問題の核心をつき15万部のベストセラーとなる。以後、児童相談所で勤務する傍ら、全国で講演活動やメディアでの発信を行ってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

92
Amazonのレビューで酷評されてもいたが、元内部の人間として相当怒っていての、この書き方なのだと思う。この地域の現場の人間としては「そう、それ!」という内容ばかり。本当はもっとあるだろう。かなり抑えて書いたはず。私でさえ呆れたエピソードを沢山知っている。呆れは憤りに変わる。子どもの身体と魂両方の命に関わっているのだから。家に帰ることを怖がる被虐児に「今帰らないと一生帰れなくなちゃうよ」は酷い。虐待を受けた子の一生を理解しているのか。虐待ケースに、やってはいけない対応を学べる本だとも言えることが悲しい。2016/10/04

佐島楓

71
衝撃的な題名だが、内容はもっとショッキングだ。実際にあったケースをもとに、この組織が機能していないのはなぜか、その理由を明快かつ厳しく解き明かしている。単なる人手不足が原因だろうと思っている方にぜひ読んでいただきたい。子どもと接する職業の方にも、ご一読をおすすめする。2016/10/11

ゆう。

36
この題名のつけ方は僕は好みません。内容は鵜呑みにしてはいけないと思いますが、一つの断片はわかるような気がしました。児童相談所の職員が、子どもの命と尊厳を守るために、子どもの最善の利益と意見表明権を尊重する立場でどのように実践していく必要があるのかは考える必要があると思います。しかし、この本は児童福祉司の資質の問題に焦点が当てられ、構造的にある問題点は軽視されていたように思います。また親に対しては厳しい視点でしたが、子どもと共に親をも視野に入れた支援の方向性を考えていく必要があると思いました。2017/01/09

リキヨシオ

36
児童相談所には人手不足や専門家不足などの批判がある。しかし問題の本質はもっと根本的な部分にある。本来虐待を受けた子供を救う児童相談所の「児童福祉士」は資格ではなく役職名で職員にとって児童相談所は役所内の異動先の1つに過ぎない。そんな専門知識がなく簡単な研修を受けただけの地方公務員が虐待をする親と虐待を受ける子供達の対応をしている。そんな児童相談所には子供の安全の為に親と敵対するのと同時にその親と信頼関係も築かないといけない矛盾がある。児童相談所自体が変わらないとこの問題は改善しない。衝撃的な内容だった。2016/11/16

香菜子(かなこ・Kanako)

31
告発 児童相談所が子供を殺す。山脇由貴子先生の著書。児童相談所の元職員である山脇由貴子先生が児童相談所や児童福祉司、児童相談所の職員、そして保護者の問題点を厳しく指摘しています。児童相談所の闇や児童相談所の問題点について山脇由貴子先生の厳しいご指摘には納得するところがたくさんあるけれど、それでも児童相談所がないよりも児童相談所があったほうが救われる子供たちは多いと思う。児童相談所が子供を殺すというのは言い過ぎかも。2019/09/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11170669
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。