桜華―防衛大学校女子卒業生の戦い

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桜華―防衛大学校女子卒業生の戦い

  • 武田 〓政【著】
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  • サイズ A5判/ページ数 344p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163916415
  • NDC分類 392.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

幹部自衛官を育てる防衛大学校に初めて女性が入ってから今年でちょうど30年。あるものはイージス艦の艦長として部下を率い、あるものはコロナ禍に沈む日本を勇気づけるためにブルーインパルスを飛ばす。四姉妹全員が防大に進んだという稀有なストーリーの持ち主もいれば、死への覚悟を戦闘機乗りに問う要撃管制官として活躍する者もいる。
男社会の最たるものである軍事組織に自ら分け入って、結婚、出産、育児、離婚、大病…様々な困難を抱えつつ「日本を護る」最前線に立つ幹部女性自衛官たちの格闘。その様を、綿密なインタビューと周辺取材で、自衛隊員らからも絶賛された名著「ブルーインパルス 大空を駆けるサムライたち」を著した武田頼政氏が描き切った圧巻の自衛隊深層ノンフィクション。

内容説明

防衛大学校女子卒業生の戦い。この国を護る女たちの結婚、出産、育児、離婚、出世、キャリア、そして国防最前線。彼女たちの働く様は、まさにニッポンの縮図だった!「防大女子」誕生から30年の真実に迫る。

目次

第1章 大谷三穂(海上自衛隊一等海佐イージス艦「みょうこう」艦長)―普段から死を覚悟して
第2章 吉田ゆかり(航空自衛隊一等空佐航空幕僚監部総務部広報室長)―ブルーインパルスよ東京の空を飛べ!
第3章 弥頭陽子(陸上自衛隊一等陸佐東北方面通信郡郡長)―もう“女子初”なんていらない
第4章 野呂瀬葉子(陸上自衛隊三等陸佐教育訓練研究本部教育部)―“国防の最後衛”として
第5章 佐々木千尋(航空自衛隊二等空佐航空幕僚監部航空システム通信隊)―仕事と育児は上司との戦い
第6章 中岡絵梨子(航空自衛隊二等空佐宮古島分屯基地司令兼第五三警戒隊長)―命の覚悟をパイロットに問う
第7章 大〓香織(陸上自衛隊一等陸佐陸上幕僚監部副法務官)―ゴジラと憲法九条の狭間
第8章 岩〓絢子(航空自衛隊一等空尉特別航空輸送隊第七〇一飛行隊)―「女が戦闘機を操縦しちゃいけないんですか」
第9章 東良子(海上自衛隊一等海佐福井地方協力本部部長)―「『自分が女だ』とは思っていない」

著者等紹介

武田〓政[タケダヨリマサ]
1958年、静岡県生まれ。京都産業大学卒業後、『航空ジャーナル』記者を経てフリーに。スポーツ界、角界、自衛隊など多ジャンルでノンフィクションを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶ~よん

77
自衛隊の幹部候補生を教育・訓練する防衛大学校に入学した女性達のドキュメンタリー。男社会に乗り込む女性は、どんな気質の持ち主か。明らかにもっと楽な道がある筈だが、国防に身を投じる決心をした人達に、一般的な幸せを押し付けるのは無粋だろう。ただ、離婚エピソードが多過ぎる。彼女達の遺伝子を後世に残せないのは国益を損なう問題なのだから、自衛官の子育て問題は何らかの形で解決して欲しい。男女は同権を目指すべきだけど、同質ではない事実から、目を背けてはならない。本書の著者には悪いが、美談にすべきでない内容もあったと思う。2023/03/07

シャコタンブルー

70
イージス艦艦長になる。戦闘機パイロットになる。その女性第一号となるには壮絶な努力と忍耐も必要だが、何より国を守るという信念が必須だ。女はやっぱりダメだと言われたくない。防大女子一期生だからこその苦悩と心労に苛まれる。全く前例が無い道を己の覚悟で切り開き、ひたすら前に突き進む姿は素晴らしい。幹部自衛官となってからの結婚の難しさと子供の問題も考えさせられた。個人の幸せと国防の使命の板挟み「あなたは任務のために死ねますか、死ねませんか」それは彼女自身への問いかけのように思えた。2023/01/31

yamatoshiuruhashi

61
防衛大学校卒業の「女子」たちの実録。三自衛隊は女子の隊員としての受け入れ、一般大学卒業あるいは部内での選抜での幹部採用はかなり早い時期からやっているが、幹部養成の根幹、中核である防衛大学での女子採用は40期から。(本年令和5年4月入校が71期である。)この31年の歳月の中で最前線を切り拓きその跡を更に拡充してきた今の40歳代から上の世代がどれほどの苦労をしてきたか、頭を下げるばかりである。理不尽な性差別と、「ジェンダー問題」という逆差別。その中で彼女らが何かを犠牲にして啓開してきたことに敬意を持つばかり。2023/01/02

ぽてち

44
防衛大学校が1992年に女性に門戸を開き、39人の女子学生が入学した。それから30年の時が流れ、時代も様変わりした。自衛隊という特殊な“軍隊”の中で、彼女たちはどのように生きてきたのか。女子1期生を中心にした10名へのインタビューを基に構成されたノンフィクションである。当たり前だが、防衛大学に入ろうとする動機もバラバラ、配属希望もバラバラで、人それぞれだ。「女性活躍の時代」なんて旗を振らなくても、能力のある人は自然に活躍する。無理に女性の比率を上げる必要はない。それが当たり前のことになってほしいと思う。2023/03/01

信兵衛

29
女性たちが社会で男性と同様に働けるようになるために、という点で通じるところもありますし、自衛隊という存在を理解するためにも貴重な一冊であると思います。 お薦め!2023/01/12

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