ポイズン・ママ―母・小川真由美との40年戦争

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ポイズン・ママ―母・小川真由美との40年戦争

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163748405
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

一人娘が見た、昭和の大女優・小川真由美の姿。虐待、ネグレクト、奇行の数々に耐え抜いた娘が赤裸々に描く、40年を越える母娘の愛憎。

内容説明

「この本がきっかけになって、出来れば平穏無事なごく普通の親子関係を取り戻したい」日本アカデミー賞も受賞した大女優の母と、昨年急逝した名優の父。著名な両親の無理解と歪んだ愛情に苦しんだ一人娘が綴る、2人の実像。

目次

第1章 幸せな5人家族―2歳~12歳
第2章 放置と飢え―13歳~16歳
第3章 母の付き人―16歳~17歳
第4章 家を出る―17歳~20歳
第5章 モデル時代―20歳~26歳
第6章 悪夢の母娘共演―27歳~33歳
第7章 新しい母の家―33歳~36歳
第8章 教祖とビジネス―37歳
第9章 父の死、母との訣別―38歳~41歳

著者等紹介

小川雅代[オガワマサヨ]
1969年5月25日、東京生まれ。母は女優の小川真由美。2歳の時に両親が別居、4歳の時に離婚する。高校中退後、母の付き人などをしながら、16歳で舞台デビュー。モデル事務所に所属し、モデル、女優として“MAH”の芸名で活動。その後ライブハウスでの単発の出演から本格的にバンド活動も始める。現在は2002年に結成したパンクロックバンド“JETT SETT(ジェットセット)”でギター&ボーカル&作詞作曲担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みゃーこ

68
家族の立場から見たらこんな人間はたまらない。ただエンターティナーとしてこれほど見ていて面白い変わり者はいない、幾度かあまりの奇行ぶりに笑ってしまった。よくもまあ人生をこれだけ面白おかしくしてしまうな。と呆れるほど。「幸せになりたい」概念があまりにも人間離れしている。娘さんは母を憎みつつ依存するもたれあう関係に息苦しさを感じる。2014/11/17

どんぐり

35
 娘であるかぎり母親を選べない。毒母本の1冊。女優の小川真由美と細川俊之の間に生まれた著者の2歳~41歳までの記録。一種の暴露本だが、これは母親から受けた理不尽で歪んだ愛情を綴った記録。占いばかりに頼る母、悪口を言って人を引き離そうとする母、男が絡むとすぐおかしくなる母、人に使われた経験がないので使うことにかけては天下一品の「ド下手」である母、娘を所有物感覚とする母。ここには娘をコントロール下に置こうとする怪物がいる。2013/11/16

gtn

26
愚かな母である。占いにのめり込み、子を崩壊寸前まで追い詰める。しかし、子も子である。こんなに苦しめられて、なぜもっと早く母から離れなかったのか。逃げなかったのか。これが洗脳か。2018/10/28

ステビア

25
大女優も家ではガイキチ毒ママ。さもありなんという気もするが…。結構好きな役者だが見る目が変わるな。著者には幸せな人生を送ってほしい。2020/12/31

barabara

22
今まで読んだ毒親物では一位に入るほど、毒親というより、単なる狂気の撒き散らしに振り回される娘や周囲が気の毒すぎる。娘もかなり病んでる印象があったが、この本の内容を信じるとすれば、病まずにはいられないと思った。後輩、気持ちが高ぶりすぎたせいか、若干意味不明な内容や語りがあったが、それも致しかなし、と思えるほどの想像を超えた毒された人生、終いには本気で母親に腹が立ってきた。狂気を演じたら天下一品、そういう意味では本物の女優魂という事になるのだろうか。2012/05/15

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