北朝鮮に消えた友と私の物語

萩原 遼【著】

文藝春秋（1998/11発売）

• サイズ B6判／ページ数 398p／高さ 20cm
• 商品コード 9784163545905
• NDC分類 916
• Cコード C0036

出版社内容情報

「赤旗」平壌特派員となった私は大阪の定時制高校で席を並べた親友の尹元一を訪ねた──。帰国運動の青春は、なぜ蹉跌したのか

内容説明

「赤旗」ピョンヤン特派員となった私は大阪の定時制高校で席を並べた親友の尹元一を訪ねた。友は「地上の楽園」で幸せに暮らしているはずだった…。書下ろし大河ノンフィクション。

目次

第１部　大阪篇（密航少年との出会い；おまえはなんで大阪にきたんや？；朝鮮人部落　ほか）
第２部　済州島篇（緑の島；洞窟の死闘；嵐の前　ほか）
第３部　ピョンヤン篇（あこがれのピョンヤン；最初のショック；悲しい人びとの群れ　ほか）
第４部　ワシントン・東京篇（「赤旗」退職；ソ連に占領された北朝鮮；ソ連の衛星国　ほか）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[くれの]

地上の楽園という看板を掲げた地獄の国家の実体を知りました。虚構と隠蔽に塗り固められた北の恐怖政治の実情が明らかにされています。少なからぬ在日済州島民はまさに難民としか言いようがなく自らの無知を恥じ入りました。

2014/11/25

[BLACK無糖好き]

在日朝鮮人運動の指導権が日本共産党から金日成へと移されていく過程が大変興味深い。

2014/10/23

[natukoba]

知らないことばかり、戦争は終わったはずなのに、半島では米ソの代理戦争が始まっていた。嫌韓，反日以前に事実を知ろう。

2019/10/20