アンネの日記

アンネの日記

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  • サイズ B6判/ページ数 498p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163484402
  • NDC分類 949.35
  • Cコード C0098

出版社内容情報

父オットーの配慮で伏せられていた部分を復元、思春期の少女の、より正直な、より身近な人間像を浮かびあがらせた、これぞ決定版

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けいご

57
戦争中に隠れ家の中で息を潜めて生きながらもそこに楽しみ方や様々な考え方を見つけていこうとするアンネの成長姿が不思議と魅力的に目に映りました。そんな小さな世界にでさえ面白さを見出していけるのは子供心のなせる技なのか分かりませんが「戦争のない世界の中で子供達は育って欲しい」と純粋に思いました。大きな世界が必ずしも良いとは限らないけど、それでも広い空の下でノビノビと生きていける世界はやっぱり素晴らしいと思うのです。2022/06/12

myao

29
★★★★再読。長い長いアンネとの旅が一つ終わってしまった。聡明で率直な少女アンネ。2年もの間隠れ家で音も立てられないような生活。いつ捕まるか分からない恐怖と不自由さの中で、13歳の少女は自己と他者の関係性に悩み、思春期の少女らしく恋に憧れ、未来を夢見る。このような環境の中で「普通でいること」がどれだけ大変なことだっただろうか。訳者あとがきとして関連書がいくつか紹介されているので、もう少しアンネと旅をしようと思う。2014/04/26

ピンクピンクピンク

23
『アンネの日記』は人類の遺産です。13歳から2年間を隠れ家ですごした思春期の少女。日記には自分や世界について悩み苦しんだり、目の前に迫る恐怖に怯えながらも、書くことによって懸命に希望を持ち続けようとする、聡明で少しおませな普通の女の子が居ます。アンネは素晴らしい才能を持っていますが、決して特別な存在ではありません。私達の隣で笑う愛しいその人と同じ存在です。平和平等理解への祈りが灯る人類の必読書だと思います。2020/10/07

エリク

23
8/25~8/31 「かつての親友たちがいまは、この地上を徘徊するもっとも残忍なけだものたちの手に渡ってしまった、そう考えると、ぞっとします。それもただユダヤ人というだけで。」 僕と同じ14~15歳の思春期真っただ中である彼女が、その時期ナチスを避けながら暮らしていた日々の一端を知るのにちょうどいい一冊です。第二次世界大戦の最大の被害者であるユダヤ人の生活を知ると同時に、そんな状況下にあっても現代日本で生活している青少年と何ら変わることの無い思考をしていることにおどろきました。2019/08/28

akira

23
まちライブラリー森ノ宮本。 これも意を決して手に取った一冊。やはり知っていることと自身で読んだことがあるのでは大きな差を感じさせる本だった。ナチスからの潜伏生活は特にリアル。普通に生活していても怒り、悲しみ、嫉妬するのが人間。命の危険がある状況下でも、ただ隠れて生きているわけではないのだなと。 歴史の事実は変わらない。だがその記述があった時にはまだ彼女の人生はそこにあった。その語りかけが、いつまでも胸に残る。 「ええ、そうです、たしかにわたしはまだ生きている」2020/01/03

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