癌細胞はこう語った―私伝・吉田富三

癌細胞はこう語った―私伝・吉田富三

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  • サイズ B6判/ページ数 310p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784163470405
  • NDC分類 289
  • Cコード C0023

出版社内容情報

「吉田肉腫」の発見で癌研究の道を切り拓いた病理学者吉田富三。癌細胞を師として顕微鏡で考えた七十年の生涯を描ききった感動の書

内容説明

癌細胞の語る言葉に耳を傾け、癌研究の真の道を切り拓いた偉大な先駆者の感動の記録。

目次

第1章 蜘蛛の子よ
第2章 いのちと個性
第3章 みみず鳴く
第4章 流れる生きかた
第5章 師に恵まれて
第6章 作業仮説と人生観と
第7章 国語政策への挑戦
第8章 医療制度への挑戦
第9章 “近代生命”なし
第10章 いのちの海へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ロッシ

2
隠れた名著でした。吉田富三さん曰く、癌も身の内ということだそうです。抗がん剤を使って、癌細胞を死滅させようとすると、自身も死滅してしまうということなのです。息子の吉田直哉さんは、論理の飛躍はありますが、社会にも当てはまるのではないかとおっしゃっておりました。社会でも悪いものを無理に排除しようとすると、逆に大きな問題が起きるのではということなのでしょいか。2013/01/30

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