内容説明
知られざる「ノーベル賞受賞者精子バンク」の興亡を、創設者である大富豪、それに加担した大物科学者、利用者たちの生涯と重ねて紹介。取材のためには自分で精子バンク・ドナーを体験することも辞さない著者が、バンクで人生が変わった人々の生活に踏み込み、共感豊かに現代社会の家族像を考察するノンフィクション。
目次
2001年2月
ロバート・グラハムの遺伝子への情熱
天才づくり
精子探偵
ドナー・コーラル
ドナー・ホワイト
ノーベル賞受賞者精子バンク有名人の誕生
のら犬一家
ドナー・ホワイトの秘密
やってみた精子ドナー
ドナー・コーラルの正体
喜びを見出したドナー・ホワイト
それでもやっぱり父は父
天才精子バンクの最期
2004年9月
著者等紹介
プロッツ,デイヴィッド[プロッツ,デイヴィッド][Plotz,David]
インターネット・マガジン『スレート』の編集者。優れた政治ジャーナリズムに与えられる全米記者クラブ・ヒューム賞、オンライン・ジャーナリズム賞などの受賞歴があり、全米雑誌賞の最終候補に残ったこともある。『The Genius Factory』は、発売と同時にニューヨーク・タイムズ紙、ピープル誌などで取り上げられ話題となった。妻子とともにワシントンDCに在住
酒井泰介[サカイタイスケ]
翻訳家。ミズーリ州立大学コロンビア校にてジャーナリズムの修士号を取得
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