ハヤカワ文庫<br> これからの「正義」の話をしよう―いまを生き延びるための哲学

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ハヤカワ文庫
これからの「正義」の話をしよう―いまを生き延びるための哲学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150503765
  • NDC分類 311.1
  • Cコード C0110

出版社内容情報


2012年春刊行の次作『それをお金で買いますか』より、「序章」を先行収録!

内容説明

「1人を殺せば5人が助かる。あなたはその1人を殺すべきか?」正解のない究極の難問に挑み続ける、ハーバード大学の超人気哲学講義“JUSTICE”。経済危機から大災害にいたるまで、現代を覆う苦難の根底には、つねに「正義」をめぐる哲学の問題が潜んでいる。サンデル教授の問いに取り組むことで見えてくる、よりよい社会の姿とは?NHK『ハーバード白熱教室』とともに社会現象を巻き起こした大ベストセラー、待望の文庫化。

目次

第1章 正しいことをする
第2章 最大幸福原理―功利主義
第3章 私は私のものか?―リバタリアニズム(自由至上主義)
第4章 雇われ助っ人―市場と道徳
第5章 重要なのは動機―イマヌエル・カント
第6章 平等の擁護―ジョン・ロールズ
第7章 アファーマティブ・アクションをめぐる論争
第8章 誰が何に値するか?―アリストテレス
第9章 たがいに負うものは何か?―忠誠のジレンマ
第10章 正義と共通善

著者等紹介

サンデル,マイケル[サンデル,マイケル][Sandel,Michael J.]
1953年生まれ。ハーバード大学教授。専門は政治哲学。ブランダイス大学を卒業後、オックスフォード大学にて博士号取得。2002年から2005年にかけて大統領生命倫理評議会委員。1980年代のリベラル‐コミュニタリアン論争で脚光を浴びて以来、コミュニタリアニズムの代表的論者として知られる。類まれなる講義の名手としても著名(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

150
古今東西の哲学の賢人の話をこれでもかと集めてきた。正義とは何か、時代と場所によって異なっている。小さな国の中で閉じていられた時代は終わり、科学技術も日進月歩。古い直感に従っただけの正義は通用しなくなりつつある。それはそうだろう。人間の心の底にある正義感は、人類の歴史の99%を占める狩猟採集民時代に脳内に設計された価値基準に基づいている。法律の様に意図して設計するのは難しい。でも誰かがやらないと時代はどんどん進んでいく。これからどういう時代が訪れるか楽しみになったが、恐ろしくもなった。

はっせー

140
かなり難しかったが面白かった! マイケル・サンデルの文章がとにかく分かりやすかった。哲学はかなり難解な学問だが頭に入りやすかった。だが、やはり全部をしっかり理解することができなかった。なのでまた再読したいと思った。特にこの本で気になったのはカント哲学である。今まであまり触れられてこなかったものだがこの本を読んでみてかなり興味を持った。なのでカントの本も読んでみたいと思った!2019/05/16

はっせー

105
ハーバード大学で人気の講義を知っていますか?マイケル・サンデルさんも人気の講義を行っている。その名は「JUSTICE」正義だ。この本はマイケル・サンデルさんの講義をもとに私達読者に正義について考えて機会を与える本になっている。アリストテレス。功利主義。カント。リバタリアン。コミュニタリアニズム。現代正義を理解するために必要なものが噛み砕いて理解出来るように書かれている。どの考え方が一番しっくりするか。またどの考え方が一番理解出来ないか。そんなことを考えることが正義を考えることだと思ったのである!2022/02/21

ケンイチミズバ

103
イラクが大量破壊兵器を持っている。と同じ口調でウクライナが化学兵器を開発していると言い出した。ブッシュの時のでっち上を手本にしたもの。ロシア軍が撃破される映像に溜飲が下がる。これはいつか見た光景。ソビエトが供与したミサイルで火だるまのB29。北爆のニュース。小学生なりにざまあみろと思った。あの頃は自由主義か共産主義かで争った。もうそんな時代じゃない。独裁者の野望による侵略には絶対に打ち勝たなくては世の道理が成り立たない。力で弱者を思い通りにする行為がまかり通ってはならない。早く失脚しろプーチンコ野郎。2022/03/11

鱒子

99
ハーバード白熱教室でお馴染み、マイケル サンデル教授の本。ジャスティス、正義、わたしの苦手な言葉。これを大声で叫ぶのは現時点ではサンシャイン池崎氏のみでしょう。もちろん本書は、通り一辺倒のご都合主義のペラペラ正義から更に深掘りした内容。所属する国、その中でも居住地や出身地、思想や信仰する宗教など、多次元的社会に生きるわれわれ。共通する価値基準として、意見が一致しないのは当然。では、共通の善として何を捉えるべきなのか。それを考えるための本。2021/02/23

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