内容説明
ガリオンの生まれたばかりの息子が連れさられた!幻のごとく現われた女予言者によれば、すべては“予言”に記された出来事で、ガリオンは“闇の子”ザンドラマスと対決するため「もはや存在しない場所」へ行かねばならないという。魔術師ベルガラス、シルクらかつての旅の仲間に加え、新たな協力者を得て、ガリオンの探索の旅は始まった。宿命に導かれ、一行はウルゴの洞窟から蛇神の国、そしてさらに南へと向かうが…。
著者等紹介
宇佐川晶子[ウサガワアキコ]
立教大学英米文学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おかむー
49
大長編ガリオン一家諸国漫遊記。この巻では前シリーズでは描かれなかった地域にも一行の足跡が記される。『よくできました』。ガリオンの息子・ゲランを誘拐したザンドラマスを追う旅は、ウルゴ、トルネドラ、ニーサ、そしてクトル・マーゴス南部に至る。前シリーズにも登場したニーサの宦官・サディが一行に加わる意外性が興味深いが、サディに限らず旅の途上で出会う登場人物が実に個性的かつ魅力的に描かれているのはこの作品ならでは。特にクトル・マーゴスの王・ウルギットが卑屈なお飾りの王から成長してゆく姿は今巻の目玉でしょうね。2016/08/13
本木英朗
14
ガリオンとセ・ネドラの二人は、息子が連れ去られていたことを知り、ベルガラスやポルガラ、ダーニクたちと一緒に旅に出ることに。ケルダーはもちろんのこと、リセルやサディ、トスも加わって西の大陸最南端へと進んだのであるが……というような話で進む。もう俺には分かんないことだらけだろうが、それはまあいいよ。とにかく先に進むしかないってば。……というわけで次は3巻だなあ。2020/01/02
タッキー
11
新しい仲間も増え、新しい土地あるいは以前も来た場所を探索。相変わらず情景がよく目に浮かぶ描写で楽しませてもらいました。第2巻は意外な終わり方。ますます次が楽しみです^_^2018/08/25
Port
4
物語が進んでいるのか進んでいないのかよくわからない巻。目的はハッキリしてるけど道のりがほとんど回り道。新しい仲間も魅力的だけど、前の仲間たちのほうが個人的に好きなだけに残念。セ・ネドラが暗く沈んでいる事が多いのも哀しい。2015/06/17
ぎんた
2
ザンドラマストの距離がなかなか縮まらず…私の方も分厚いのでなかなか進みません。表紙で勇ましいセ・ネドラはすっかり意気消沈ですね。静かなので悪くもないけど。。。蛇使い(ではないか)として薬師としてサディが良い感じになってますね☆さて、次巻、次巻。2015/10/13