ハヤカワ文庫<br> ファウンデーションの誕生(上)―銀河帝国興亡史〈7〉

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ハヤカワ文庫
ファウンデーションの誕生(上)―銀河帝国興亡史〈7〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150112363
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

衰退しつつある銀河帝国を救う未来予測の理論、心理歴史学を完成させるべく、首都惑星トランターの大学で研究を続ける天才数学者ハリ・セルダン。だが、その行く手にはさまざまな事件が待ちかまえていた。セルダンの友人で、心理歴史学研究を支援している首相エトー・デマーゼルを失脚させようとする陰謀がすすめられていたのだ…壮大なる宇宙叙事詩として、ヒューゴー賞特別賞を受賞した人気シリーズ、感動の最終巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

だまし売りNo

23
前作『ファウンデーションへの序曲』は権力の弾圧から逃れる活動であった。これに対して『ファウンデーションの誕生』は権力に庇護されて研究している。対立勢力は権力者を失脚させようとする側である。物語として盛り上がらない。 2022/06/24

鐵太郎

17
本の扉には、アシモフのこんな文句が書かれています。「義理堅い読者のみなさんに」──はい、自分が義理堅いのかどうかはわかりませんが、待ちました。この本は、第一巻「ファウンデーション」、つまりアシモフの未来史の出発点となった本へ至る、最後の鎖の輪です。これで歴史はつながりました。よかった。2006/06/02

ジロリン

15
アシモフが書く、最後の「ファウンデーション」シリーズ。晩年を迎えた作者の心情が反映するのだろう。セルダンと長年親交があった人物達が、次々と"去ってゆく"物語の流れが切ない…なんてセンチメンタルな気分を吹き飛ばす、ぶっ飛んだ下巻へのヒキ!さすがアシモフ先生、読ませますなぁ。2015/12/13

SINKEN

11
【総評】★★★☆☆ 【感想】セルダンとその協力者たちによって心理歴史学が少しずつ成熟さを増していく中、帝国はその足元からじわじわと崩壊し始める。刊行順に読破してきたので、既にファウンデーション設立以降のシナリオは知っているものの、"なぜ・どのようにして"帝国が崩壊に至ったのか、その間際において心理歴史学がどう機能し、セルダンはどういう行動をとったのか非常に興味深々。シリーズも大詰め、登場人物たちもにわかに慌ただしい動きを見せるなか、いよいよラスト一巻に突入。2017/08/01

DEAN SAITO@1年100冊

9
アシモフは、キャラクターの使い捨てに躊躇をしない人。作中時間はすぐ過ぎるし、壇上の人々もすぐ入れ替わる。はたして執着というものはないのだろうか、と思いつつ、スコープがミクロにより過ぎたらこんな気の遠くなるような時間的広さの作品世界は、まぁそりゃ作れないか。2020/10/03

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