内容説明
長い眠りからさめたジュナは、目の前の自分の姿に息をのんだ。頭髪は消え去り、鉤爪が生え、肌は鮮やかなオレンジ色だ。いったいなぜ?わたしは異星の熱帯雨林で死にかけていたはずなのに…ジュナを救い、その身体を改造したのは、密林に住む原住民テンドゥだった。人類のたびかさなる調査でも発見できなかった異星種族が、ついにその驚くべき力を現わしたのだ!見知らぬ緑の星にとり残されたジュナの運命は…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くまこ
2
高度な科学文明を持つカエル型原住民が、ヒト型地球人の身体に改造手術を施して命を救う。主人公がその星の環境に適応していく中で成長していく姿を描いた、映画『アバター』と通じるところもある夏にぴったりな作品。2015/07/30
雪野風朗@雪風
0
ファーストコンタクトSFの名作。 カエルの進化した宇宙人という設定がすごいですね。
まさと
0
異星の荒れ地を鍬で耕す蛙少女を応援出来るのは、エイミー・トムスンの『緑の少女』だけです。2012/10/29
cathy aya
0
エイリアン側と人類側、それぞれの立場からの視点で書かれている物語で、面白いですよね。初めて読んだのは今から十数年前なのですが、今回読み直して、やっぱり面白いなぁとしみじみ思いました。しかし、エイリアンがイメージできなくて、ちょっと四苦八苦しています。どんな外見なんだろう、主人公が施された改造ってどんな何だろう。自分の創造力のなさが恨めしいです。2012/08/17