NHKブックス<br> 日本という方法―おもかげ・うつろいの文化

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NHKブックス
日本という方法―おもかげ・うつろいの文化

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140910672
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C1321

出版社内容情報

「情報」をとらえ「編集」する手法こそが文化だ。
記紀、万葉にはじまり、日記や歌集、史書にいたるまでが情報の蓄積をもとに編集された。そこには常に「おもかげ・うつろい」あるいは「アワセ・カサネ・キソイ・ソロエ」という独特の手法が強く働く。つまり、記憶し、投影する、また、並立させ、重ね、競い合わせ、まとめる。日本文化形成の方法を考える。

内容説明

アワセとキソイで「日本的編集方法」を探る。あまたある「日本論」「日本人論」のなかでも日本を「方法の国」として考えるという、大胆な試みはされてきただろうか。何らかの情報を得て受けとめる方法のすべてを「編集」であると見て史書の編纂から日記、短歌、連歌などにとどまらず政治・経済のシステムや、書くこと話すこと、生きることそのものまでを編集行為として捉え、長年考察し続けてきた成果をもとに日本を日本ならしめている「日本的編集方法」を探っていく。ことさらに「主題」を求めようとするのではなく歴史に蓄積された「日本という方法」を発見していく注目の書。

目次

日本をどのように見るか
天皇と万葉仮名と語り部
和漢が並んでいる
神仏習合の不思議
ウツとウツツの世界
主と客と数寄の文化
徳川社会と日本モデル
朱子学・陽明学・日本儒学
古学と国学の挑戦
二つのJに挟まれて
矛盾と葛藤を編集する
日本の失敗
失われた面影を求めて

著者等紹介

松岡正剛[マツオカセイゴウ]
1944年、京都生まれ。早稲田大学出身。東京大学客員教授、帝塚山学院大学教授をへて、編集工学研究所所長、ISIS編集学校校長。情報文化と情報技術をつなぐ研究開発に多数携わる。日本文化研究の第一人者でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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白義

13
日本論の最高峰。歴史上、常に多種多様な展開を見せた日本文化を一つの概念や時代でくくったりせず、多様さを支える文法、思想を探っている点で今までの日本論より視点がいい。そこから日本文化を古代から近代までいつもの流れるような語りで綴り、それぞれの世界をじっくりと披露してくれる美しい本だ。日本という方法から再び日本を考えるための、必読の本2012/02/28

井上裕紀男

11
「てりむくり」の話や内村鑑三の苦悩、学問から日本の失敗まで、編集大家の松岡氏らしい日本解き明かしが新鮮。万葉仮名から紀貫之日本語計画のくだりも個人的には面白く、日本というものの成り立ちを新しい角度から確認できたような気がします。 西郷隆盛が引き取っていったものは「空」だったかという下り。「若水」というキーワードなど、改めて自身でも調べてみたくなる話が多い。 それこそ私の勝手な見方ですが、本書がNHKで放送されて出版もされたというのがまた面白く感じます。日本の周辺を探ったに過ぎないからか否か。2023/12/02

ゆうきなかもと

8
一読めはなんだかよく分からなかったが、久々に読み直して見ると、得るところはあったと思う。 異質なものを受け入れて、いろいろ組み合わせたり並べたりすること。そして、喪失や空虚さがあるからこそ、何かが生まれるということ。 このあたりが日本という方法なんだと思った。2018/11/09

冬見

7
「どんなことにだって、醒めても胸が騒ぐのは当たり前。むしろ醒めもせず、夢もなく、胸騒ぎもなくなってしまうことのほうが危険」薦められて。良書。面白かったです。方法の国としての日本。日本を日本たらしめる「日本的編集方法」について。十三章に分かれていて読みやすかったです。ーー春風の花を散らすと見る夢は醒めても胸の騒ぐなりけり2015/05/10

あちゃくん

6
日本という国の持っている文化に、自信と希望が持てる本です。たしかに、「あえて仕上げないで、想像力で補うとか」、変化していくものを愛でるとか、日本人的な感性ですよね。2012/03/27

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