内容説明
ユークリッド幾何学は数学入門者の通り道。わたしたちはいまでも、二千年以上もまえにユークリッドが作った窓から数学の世界を覗き込む。この窓がなければ、アインシュタインがあの偉大な発見をすることはなかったかもしれない。数千年におよぶ幾何学の歴史のなかで革命的な仕事を成し遂げた人びとは、ユークリッドの窓枠にさまざまなガラスをはめ込んで、そこから見える宇宙を解き明かそうとしてきた。数式を解くための数学ではなく、数学を作り上げていくことの楽しみを知るための一冊。
目次
第1部 ユークリッドの物語(最初の革命;課税のための幾何学 ほか)
第2部 デカルトの物語(位置の革命;緯度と経度 ほか)
第3部 ガウスの物語(曲がった空間の革命;プトレマイオスの過ち ほか)
第4部 アインシュタインの物語(光速革命;若き日のマイケルソンとエーテルという概念 ほか)
第5部 ウィッテンの物語(奇妙な革命;シュワーツにしか見えない美しいひも ほか)
著者等紹介
ムロディナウ,レナード[ムロディナウ,レナード][Mlodinow,Leonard]
カリフォルニア工科大学教授を経てサイエンス番組の脚本家に転身。“Star Trek:The Next Generation”から“Night Court”まで幅広く活躍する。教養CD‐ROMの製作でも高い評価を受け、講演活動も行っている。現在Scholastic社のEmerging Technologies and R&D副社長を務める。ニューヨーク在住
青木薫[アオキカオル]
翻訳家、理学博士。1956年山形県生まれ。京都大学理学部卒業、同大学院修了
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感想・レビュー
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