追跡 ムソルグスキー『展覧会の絵』

追跡 ムソルグスキー『展覧会の絵』

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 117p/高さ 22X19cm
  • 商品コード 9784140800621
  • NDC分類 763.2
  • Cコード C0022

内容説明

遂に発見された『展覧会の絵』。作曲家・団伊玖磨氏が学生の頃から魅せられたムソルグスキー作曲の『展覧会の絵』。NHK取材班とともに探し求めたNHKスペシャル「革命に消えた絵画」の追跡ドキュメント。

目次

『展覧会の絵』私見 団伊玖磨(出逢い;美術と音楽;ピアノ組曲『展覧会の絵』;“赤い本”;旅へ;11枚の絵と10曲の音楽;旅を終えて)
『展覧会の絵』追跡ドキュメント 近藤史人(『展覧会の絵』に秘められた物語;消えた『展覧会の絵』;第1曲「グノーム」を遂に発見;第2曲「古い城」第3曲「チュイルリーの庭」;第4曲「ビドロ」;ムソルグスキーとガルトマン;既発表の絵;第7曲「リモージュの市場」;栄光のロシア讃歌)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Fondsaule

15
★★★★☆ オーケストラの友人から教えてもらった。NHKの番組はYoutubeで見られるようになっていると。https://youtu.be/p8DeFOMV51M2018/09/08

もよ

10
一気に読んでしまった。特に團伊玖磨さんの「私見」(本来はまえがき?)がほんとうに素晴らしい。この本で、展覧会の絵がガルトマンと言う現時点でも有名とは言えない不遇の画家/建築家の死後、ムソルグスキー自身が開催に尽力した遺作展をきっかけに作曲されたものであることを今更ながら知った。やはり不遇のムソルグスキーのことを考えながら、リヒテルの演奏を聴きなおしました。2015/08/02

いくら丼

8
キエフと言えば「キエフの大門」! と、図書館で良いのを発見、引き込まれるように黙々と読了しました。1992年と少し古めの書籍ですが、身近な音楽を思い浮かべてみたり、自分が小説を書く時の感覚を思うかべたりしつつ納得。『展覧会の絵』が難なく脳内再生できる身ではないので、前半の團氏の文章はYouTubeでピアノ演奏をリピートしつつ。ムソルグスキーの生涯、音楽への理念と姿勢、挫折、そしてガルトマン氏との死別がもたらす慟哭、後悔……凝縮されたドラマが形になった曲だったんですね。歴史と音楽……面白すぎた……。2022/05/04

ソバージュ

6
絵画をモチーフにした音楽は数曲しかないようで、特に有名な作品がムソルグスキーの「展覧会の絵」。友人画家ガルトマンの絵の何枚かによる10曲から成る組曲だが、元になったであろう絵は6枚(5曲分)しか存在が分からないようで、残りの絵を団伊玖磨さんとNHK番組取材班が追跡した記録である。 壮大な曲のイメージから大サイズのロシアにまつわる油絵だと勝手に思っていたが、どうも相当小さく、半分はポーランドやイタリア、フランスに関する絵のようで意外であった。2019/04/12

くまこ

4
團伊玖磨さんの文章に惹かれた。NHK取材班のドキュメントは、どんな風に番組が編集されていくんだろう、と想像しながら読んだ。頭の中で展覧会の絵を再生しながら。2011/06/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/213126
  • ご注意事項