社会主義の20世紀 〈第1巻〉 - NHKスペシャル 守護の壁・恥辱の壁 永井清彦

社会主義の20世紀 〈第1巻〉 - NHKスペシャル 守護の壁・恥辱の壁 永井清彦

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  • サイズ A5判/ページ数 246p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784140087312
  • NDC分類 209.7
  • Cコード C0330

内容説明

いま、われわれは第2次世界大戦後、最も重要な歴史の転換点に立っている。ペレストロイカに端を発し、いわゆる「ソ連型社会主義」を終焉させた大変革は、東西対立の構図を大きく塗りかえ、世界全体の秩序形成に新たな絵を描こうとしている。ベルリンの壁、ハンガリー動乱、プラハの春、といった数の事件は、どう位置づけ直されるのか。一党特裁はなぜ崩壊し、計画経済はどうして挫折したのか…。こうした問いは、「自由」「国家」「民主主義」「民族」など、人類の歴史上の大テーマをも包含することになる。ロシア革命から70年余、「社会主義」はいま、どこに向かおうとしているのか。本書は、各国別にその答えを求めて、今日の変動につながる社会主義100年の試行鎖誤の歴史を大胆に問い直し、20世紀の人類史を再検討しようとするものである。

目次

第1部 守護の壁・恥辱の壁―東ドイツ(国家の存亡を賭けた「壁」構築;東ドイツの崩壊)
第2部 反革命か民就蜂起か―ハンガリー(「’56動乱」の真実―“操られた歴史”の見直し;ハンガリーの社会主義―過去と現在)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へたれのけい

2
「歴史を変えた329日」なるドイツ統一の内幕に挑み、哀れ、挫折。知ってる人名が殆ど無かったからなぁ(へっ、何とか挫折の言い訳してるぞ)。今回の本はジャーナリストの文で、しかも、日本人向けでした。そりゃ、読み易い。2015/06/20

0
「社会主義とは何だったか」を自分自身の中で考えたくて手にとった。社会主義という言葉に付きまとう、ある種一方的なイメージ。ソ連や東欧では89年以来社会主義体制が崩壊し、西欧型民主主義を取り入れているが、社会主義が生まれた背景には何があったのか、当初の理想とは、そしてなぜ失敗したのか、さらには今現在の社会で、それを生かしていく道はあるのか。そういうことを考えている。それは世界の中の東洋、東洋の中の日本、日本の中の私、がとるべき道を模索する過程である。2010/07/11

muny

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取材は読む価値があるが、共著の学者は下手。ウィキペディアのほうがまし。2021/07/10

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