内容説明
豊臣秀吉の没後に表面化した徳川家康と石田三成との確執。全国の有力大名を巻き込んだ未曾有の戦いへと発展する。「関ケ原の合戦」と今日伝えられ天下分け目のこの戦いは、後に成立する江戸幕府の真の出発点でもあった。徳川家康、秀忠、家光―270年の永きにわたって続く江戸幕府の礎を築き上げた徳川三代のドラマに迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵下山堂
5
大河ドラマで見たキャストを頭に描きながら読みました。 上巻は、関ヶ原がメインです。 わかりやすくて、どんどん読めるイメージです。 ジェームス三木さんは、歴史小説に現代の目線を入れ、いわゆる例えでの解説が秀逸です。 中巻が楽しみです。2017/12/10
Western
1
大河ドラマの原作ということで深くもなくさほどに浅くも無く関ケ原の合戦を描いていました。 家康のしたたかさと光成の実直が度が過ぎるほどのふるまいを呼んで負けるべくして負けたと思わせられました。 それにしても浅井の血が歴史を動かしていくとは・・・改めて感心しました 2021/03/12
やっさん
1
かなり前の大河ドラマ原作本です。原作というか台本みたいに台詞が多い。ドラマも見ていたので懐かしく読む事ができました。上巻の魅力は天下分け目、関ヶ原でしょう。敵軍を上手に味方に取り込んでいく家康のしたたかさが印象的でした。中へ。2017/03/27