出版社内容情報
一九七三年以来、五年ごとに「日本人の意識」調査を重ねてきたNHK放送文化研究所が、一九九三年の調査をもとにまとめたのが、『現代日本人の意識構造〔第四版〕』(NHKブックス 九二〇円)である.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』208頁、より)
内容説明
五年ごと五千人に及ぶ意識調査により、二五年間にわたる日本人のものの考え方・価値観の変化の軌跡を跡付ける。望まれる政治課題が「福祉の向上」から「経済の発展」に逆転、国民の政治的有効性感覚の甚だしい喪失・政党不信の高まり、親戚・職場・隣近所で全面的な人間関係よりほどほどな人間関係へ、「出産後も女性が仕事を続ける」が最大意見になり、「夫の家事育児の手伝いは当然に」など、意識変化の諸相を豊富な図表で解説。相次ぐ事件、バブル崩壊、政界再編等は人々にどのように影響を及ぼしたのか、いま日本人は何を考えているのか、これ一冊で全てがわかる。
目次
1 序章―意識の変化とは
2 男女・家族のあり方
3 政治
4 ナショナリズム・宗教
5 仕事・余暇
6 日常生活
7 生き方・生活目標
8 終章―意識変化の四半世紀