内容説明
愛は人の一生の幸福を左右する。愛をもてるようになるには、どうすればよいか。愛は本能的なものではなく、生後に学びとるものだとして、まず、乳幼児期の母子関係のあり方の重要性を強調する。ゆがんだ愛は、幸福になれない人や犯罪者をも生みだす。西欧の二種類の愛「エロス」と「アガペ」に対し、愛はただ一種類しかないと考える著者が、臨床経験と最新の世界の科学的成果から、愛の誕生、発達、ゆがみ、癒し、修復等を語る。
目次
1 親愛感情の起源
2 愛のひずみ
3 愛の個人的発達
4 愛は何種類あるか
5 のぼせ上がり(一目ぼれ)
6 愛による癒し
7 愛をつくる脳
8 ホルモン異常による同性愛
9 愛を促進させるもの
10 愛の修復
11 愛についての展望