ナメクジウオ―頭索動物の生物学

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  • サイズ A5判/ページ数 276p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130661546
  • NDC分類 485.9
  • Cコード C3045

出版社内容情報

脊椎動物の起源. そのカギを握る不思議な生きものとして,古くから多くの動物学者たちの注目を集めてきたナメクジウオ.かれらに魅せられ,「スロー・バイオロジー」の発想のもとに,じっくりと時間をかけてその研究に取り組んできたふたりの研究者が描き上げた,日本で初めてのモノグラフ.

目次

第1章 研究史
第2章 分類
第3章 解剖
第4章 発生
第5章 生活史
第6章 系統と進化
第7章 分子発生学
第8章 内分泌
第9章 近縁な動物
第10章 今後の課題

著者等紹介

安井金也[ヤスイキンヤ]
1953年秋田県に生まれる。1986年京都大学大学院理学研究科博士課程修了。岡山理科大学教養部助手、鹿児島大学歯学部助教授、熊本大学発生医学研究センター助教授などを経て、広島大学大学院理学研究科附属臨海実験所教授、理学博士。専門は歴史生物学

窪川かおる[クボカワカオル]
1955年東京都に生まれる。1984年早稲田大学大学院理工学研究科博士課程修了。早稲田大学教育学部嘱託、東京大学海洋研究所助手などを経て、東京大学海洋研究所先端海洋システム研究センター教授、理学博士。専門は海洋生物学
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感想・レビュー

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gachin

1
外見とは裏腹に非常に骨太な本。読んで良かったと心から思っている。予想外に左右非対称な動物で、口からは水木しげるの山爺を思い出す。形態に関しては(おそらく囲鰓腔も含め)殆ど脊椎動物という印象。頭プラコードと神経堤が分化してないし、派生物も無い。索前板・神経下垂体を欠くから脊索が頭端まで伸びるのか?本書はハチェック窩を腺下垂体ホモログとしているが多分違う(顎前腔ホモログ)。惜しむらくはもっと図が欲しかった。それにしても東大出版の光明さんってホント何者なんだろうか...。間違いなく日本の動物学の縁の下の力持ち。2020/06/01

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