中国土地制度史研究

中国土地制度史研究

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  • サイズ A5判/ページ数 726,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130210119
  • NDC分類 611.22
  • Cコード C3022

出版社内容情報

中国史の分水嶺といわれる五代・宋の土地制度を,佃戸制・荘園制と均税法公田法に焦点をおいて精緻な論究を加える.20世紀における中国社会経済史研究の最大の成果と評せられ,昭和31年度の日本学士院賞を受賞.

内容説明

本書は昭和二十三年、東京大学東洋文化研究所に入所してより後、同二十八年までの六年間に発表した諸論稿の中、五代・宋の土地制度に関するもの九篇を採り、それに未発表のもの三篇を加えて、首めに序説を附し、これらを編修したものである。その内容は二つの部分より成っており、一つはこの頃の佃戸制乃至荘園制を中心としたものであり、他は均税法と公田法に関するものである。

目次

1 中国土地制度史研究序説―問題の所在
2 唐末五代の荘園制
3 宋代荘園の管理―特に幹人を中心として
4 宋代の佃戸制―奴隷耕作との関聯に於いて
5 宋金時代に於ける荘園と佃戸の一考察―特に長安附近について
6 宋代荘園制の発達
7 南宋に於ける屯田・営田官荘の経営―官田の荘園制発展として
8 宋代官田の佃権売買―資陪又は酬価交佃について
9 五代に於ける均税法
10 北宋に於ける方田均税法の施行過程―特に王安石・蔡京の新法としての
11 宋代の両税負担―特に毎畝の両税額について
12 南宋末の公田法
13 宋代の佃戸・佃僕・傭人制―特に「宋代の佃戸制」の補正を中心として