出版社内容情報
近年,スポーツのやりすぎや誤った指導・管理などが,子どもの心身両面にさまざまな影響を及ぼしている.本書は,このような問題を生んだ原因や背景を明らかにし,真に健全な子どものあり方について,スポーツ医学の立場から具体的に提言.
内容説明
父母・教師・指導者へ、スポーツ医学の立場から具体的提言。その効用と障害。
目次
第1章 子どものスポーツの変遷と現状(子どものスポーツの意義;子どものスポーツの社会的変遷;子どものスポーツの現状と問題点)
第2章 子どもと学校体育(学校体育のあゆみ;体育嫌い;体育中の事故の原因と予防対策―プールの飛び込み事故を例に)
第3章 スポーツ部活(学校教育と部活;スポーツ部活の問題点;スポーツ部活のあり方)
第4章 スポーツ少年団(スポーツ少年団とは;スポーツ少年団のあゆみ;スポーツ少年団の現状と課題)
第5章 子どものスポーツのあり方(スポーツの二面性―子どもの骨折を話題にして;あそびを見直す;子どものスポーツ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kera1019
3
「大人が管理、指導し続ける子どものスポーツは幼いチャンピオンをつくるには適してるかもしれないが、腰の障害で悩まされたり、心の傷をおったりスポーツから離れてしまう子どもも多い。子どものスポーツはあそびでいい。あそびには子どものたくましいルールがあって体の動きがあって、トレーニングとなる運動量が自然に組み込まれている。」学校体育、スポーツ部活、スポーツ少年団の活動が如何に子どものスポーツにとって大きな役割を果たすかということ、大人が子どものスポーツ活動へどういう風に関わっていくかなど色々考えさせられました。2014/06/30