出版社内容情報
『和泉式部日記』は、長保五(西暦一〇〇三)年四月から翌年正月までの約一〇か月におよぶ和泉式部と敦道親王との恋愛の成行きを記した平安時代を代表する日記文学のひとつ。作者は女流歌人和泉式部とするのが定説だが他作説(藤原俊成など)もある。また現存する写本・版本の中には『和泉式部物語』と題されているものもある。
両者の揺れ動く心情を詠んだ総計一四七首の贈答歌を中心に、作者自身を「女」とする三人称の自伝形式で綴られた本作品は、敦道親王の死後間もなく成立したと推定される。
内容説明
恋多き女と噂された平安の歌人和泉式部。死別した恋人の弟宮、敦道親王との愛と苦悩の日々―
目次
序章 式部の見た夢
第1章 出逢い
第2章 諍い
第3章 願い
終章 式部の見る夢
著者等紹介
いがらしゆみこ[イガラシユミコ]
1950年、北海道旭川市生まれ。漫画家を志し単身上京、東京の高校に編入する。1968年、高校3年在学中にデビュー、その後、少女漫画誌「なかよし」の専属作家として活躍する。75年以降、精力的に長篇を発表し、77年、第1回講談社漫画賞受賞。漫画家生活20周年を契機に文章を書く仕事も始め、漫画の原作および少女小説も執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちぃ
21
亡くなった彼の弟との恋の駆け引き。意地を張ったり、駆け引きしたりせずに恋愛できるといいなぁ。2021/01/24
粋
8
古典は大の苦手だったから知らなかったが『和泉式部日記』ってこんな内容だったんだ。読みやすそうなのと、漫画をいがらしゆみこ先生が描かれているので読んでみた。和泉式部の恋に対して何とも言えない感じなのだけど(苦笑)、捉え方も個人差もあれば時代差もあるのかな。でも、平安時代を絵で見て楽しめたのと、漫画だけどしっかり描かれていて読み応えがあった。2022/11/10
ブロッコリー
0
図書館。和泉式部日記を漫画にした意味がない。返って文字の方が分かりやすいくらい。 ごちゃごちゃして余計わからなくなっちゃった。2021/02/28