出版社内容情報
秩父宮、高松宮、赤尾敏、伊藤律、田中角栄、金丸信など、昭和を代表する人物を通して昭和という時代の意味を問い直す。
内容説明
秩父宮、高松宮、赤尾敏、安岡正篤、伊藤律、坂口弘、田中角栄、藤山愛一郎、武見太郎など、もし、この人物がいなかったら戦後の日本の政治・経済・社会状況は別の局面を迎えていたかもしれないようなキーパーソン十五人を取り上げ、彼らの足跡を検証することにより、戦後日本の栄光と挫折に迫る意欲作。
目次
第二皇子としての悲劇―秩父宮雍仁親王
歴史的信念のある弟宮―高松宮宣仁親王
終生のロマンチスト―赤尾敏
歴代首相の指南役―安岡正篤
平仄の合わぬ人生―頭山満
死を望まれた革命家―伊藤律
軍国主義教育の十字架―槇枝元文
悲しきテロリスト―坂口弘
唯物論者としての宰相―田中角栄
節操なき実力政治家―金丸信
平成の近衛文麿?―細川護煕
金権政治の犠牲者―藤山愛一郎
医師性善説に賭けて―武見太郎
百歳の奔放な生きざま―物集高量
裏切りの軍人という烙印―田中隆吉
著者等紹介
保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年12月、札幌市生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業。評論家、ノンフィクション作家。出版社勤務を経て著述活動に入る。主に近代史(特に昭和史)の事件、事象、人物に題材を求め、延べ四千人の人々に聞き書きを行い、ノンフィクション、評論、評伝などの作品のほか、社会的観点からの医学、医療の作品も発表している。個人誌『昭和史講座』主宰。立教大学非常勤講師、朝日カルチャーセンター講師などを務める。2004年、菊池寛賞受賞
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藤瀬こうたろー
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