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中公文庫
五王戦国志〈8〉天壌篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 377p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122043145
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

内容説明

七万の軍を率いて優勢を誇る“衛”公・耿無衛の虚をつき、“琅”の軍勢は“征”の領土から攻め入った!戎族の傭兵出身の“琅”王赫羅旋と覚悟を決めた漢たちは、統率された兵と智慧を極めた決死の闘いに挑む。五人の覇者の八年にわたる興亡の歴史が、ここに終結する!巻末に外伝『雪花譜』を収録。

著者等紹介

井上祐美子[イノウエユミコ]
姫路市生まれ。神戸大学卒。『長安異神伝』『五王戦国志』などで人気を博した後、本格的な中国歴史小説に取り組み、『桃夭記』で吉川英治文学新人賞候補となる。清朝の礎を築いたドルゴンと清初の漢人武将・呉三桂の半生を描いた『紅顔』『海東青』、花に寄せた中国歴史短篇集『非花(はなにあらず)』など、斬新な切り口の小説を発表。歴史小説界に新風を巻き起こす期待の若手である
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シュウ

4
一気に衛との決着がついた。羅旋は臨時の王だったけど、こうなっては王位を退位させることは周りが許してくれないだろう。淑夜、大牙、徐夫余、藺揺珠。戦乱の世を生き抜き、琅という国になくてはならない人々。まだ問題は山積みで、ここから残された者たちはより良き国を作り上げていくため、生きていかなくてはいけない。乱世で人生が大きく変わっただろうが、これまでのことを糧に彼らなりの100年先を見据えて、今を生きていくのだろうな2015/11/09

Mu@芒羊會

3
シリーズ最終巻。中原統一まではならなかったがロウと衛の戦いに決着が付いて一応の大団円。ただ衛との決戦は思っていたよりあっけなく終わってしまった。もう少し大軍どおしのぶつかり合いやぎりぎりの駆け引きが欲しかったかな。そう言う意味でシリーズ読み終わっての感想は、淑夜や羅旋たちが再集結した中盤以降にどうも期待したほどの盛り上がりがなかったなあと言うもの。そこはちょっと残念。とは言え、この長大な中華ファンタジーを最後まで描ききった作者に感謝。是非もう一度このファンタジーという舞台に挑戦して欲しいと思う。2014/07/19

YH

2
なんか無影ってちょっとかわいそうなんだけど、そんなに好きになれなかったのはラインハルトのような完璧さと可愛らしさが足りないからかな。ラストではやっぱり百来将軍の覚悟が胸に残ったかな。2019/11/12

黒蜜

0
面白かったです。最初に出た新書版では無影と連姫が表紙だったんだけど、まさに無影が影の主役って感じで、話をまとめてます。クライマックスで自害した連姫を見つけて、初めて自分の気持ちを口に出す無影とかちょっとぐっときた。百来じーさんが、子遂にただ伝えるためだけに生きろと遺言したのもかっこいいね。無影大好きだったんだね。2014/03/13

もけうに

0
面白かった…けど、無理矢理感のある恋愛要素はほんといらんかった~。やるならもっとちゃんとやってくれ。途中までは結構BL萌えしてたけど、無理矢理恋愛要素のせいで中盤以降全く萌えなくなった。恋愛要素も無理矢理だからノマ萌えもできん。恋愛カットして政治要素もっと盛り込んで欲しかった。序盤佳作、中盤以降凡作。叔夜の陰はどんどん薄くなる。初期の叔夜と無影が好きでした。無影は終盤もまあまあ好みでした。2013/03/21

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