中公文庫<br> 暁天の夢〈下〉―長安異神伝

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中公文庫
暁天の夢〈下〉―長安異神伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 327p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784122040496
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

内容説明

半神半人の顕聖二郎真君―その神の部分と人の部分が分かれて、二つの存在が生まれた。神の二郎との闘いに敗れ、冥府に墜ちた二郎の片われは、天禄台帳を取り戻すことを約束して、人の命を授かる。一方、神の二郎は妖物を引き連れ天界の大門を襲い、天宮・金闕雲宮へと向かっていた!二人の二郎は、それぞれの存在を賭けた最後の決戦に臨む。長安異神伝シリーズ、波乱の完結篇。

著者等紹介

井上祐美子[イノウエユミコ]
姫路市生まれ。神戸大学卒。『長安異神伝』『五王戦国志』などで人気を博した後、本格的な中国歴史小説に取り組み、『桃夭記』で吉川英治文学新人賞候補となる。歴史小説界に新風を巻き起こす期待の若手である
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねこけし

5
二郎と翠心は、お互いの望みをかなえて、これでやっと一緒に生きていけることができる。二郎が二郎らしく生きていけることになって本当に良かった。けれど、二郎が神で無くなり、もう力を使うことは無いということに少し寂しい気持ちも覚える。二郎の部下たちもそんな思いを抱えて、神である二郎についていたのではないかな。それぞれが落ち着くところに落ち着いて、今後のみんなの行く末が気になるところではあるけれど、これでお別れ。あとは私自身が中国の歴史と文化を深めて、私の中で彼らのことを見出そう。2015/06/17

まろん

2
最終巻は、それにふさわしく、二郎井の集大成ともいえる巻でした。半神半人として色々と葛藤のあった二郎が最終的に選び取った道。もともと、人間らしい言動に二郎の魅力があったから納得ではあったけど、読み終わった時に、一抹の寂しさがぬぐえなかったのは致し方ないのかな。二郎のこれからの生が、長く濃く幸せに続くことを祈ってしまいました。2015/03/23

黒蜜

0
面白かったです。周囲の期待と自分が望む姿となかなか難しい。だからこのシリーズは好きじゃないんだと思う。2015/09/09

いちみ

0
感想: http://blog.livedoor.jp/ichimi_10/archives/18867418.html 2005/04/21

pyupi

0
一気に駆け抜ける展開に読むのが止まらない

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