内容説明
皇室外交の知られざる事実をはじめて語った本書は、一級の歴史証言である。外国要人を感激させ、ファンにしてしまう昭和天皇の温かみ溢れるお人柄を、著者は25年にわたって見つめ続けた。天皇への敬愛の念とともに、冷静な観察眼をも忘れてはいない著者の目が、いま、躍動する昭和の一側面を明らかにする。
目次
1 多彩なお客、多彩な話題
2 訪米受諾事件
3 天皇と戦争責任論
4 厳格なご教育
5 天皇と歴代首相
6 真崎大将と二・二六事件
7 ご病気と肉料理
8 夫婦円満の秘訣は
9 天皇語と世俗のコトバ
10 「知性の人」の二大記者会見
11 皇室財産をめぐる紆余曲折