中公文庫<br> 人間中野正剛

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中公文庫
人間中野正剛

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  • サイズ 文庫判/ページ数 266p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784122015746
  • NDC分類 289
  • Cコード C1123

内容説明

東条打倒を策して工作した中野正剛は、衆議院議員現職のまま昭和18年10月、逮捕された。そして幽囚一カ月後に帰宅したその夜、自刃した。のち自由党総裁となった無二の親友が、痛恨の思いをこめて追懐する。

目次

中野正剛の回想
彼と英雄主義―精彩を放つ人物論
彼の政治的立場
東条政府の一敵国―検挙から自刃まで
人間中野正剛

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

筑紫の國造

7
政治家・文筆家の中野正剛の伝記かと思いきや、さにあらず。筆者(と呼べるのかどうかも微妙だが)の緒方竹虎が述べているように、「遺文集」と言った方がいいだろう。本書の多くは中野が書いた人物論・政治論で占められており、緒方が書いた部分はいくらもない。無二の親友としての貴重な証言が無いではないが、これで緒方を「著者」とするのは如何なものだろうか。「中野正剛遺文集・付 中野正剛の思い出」とでも題した方が適切だ。「文は人なり」という言葉もあるが、さすがにもう少し緒方による中野の思い出話が読みたかった。2017/02/28

ふうこ

0
緒方竹虎を通して中野正剛という人間に触れ、中野正剛を通して様々な人間に触れられる本だった。中野という人物、そしてその考え方に、心が動かされる本だった。2015/10/08

yasu938

0
福岡在住の私は、中野正剛碑の前をふと通りかかったことがありました。名前しか知らないくらいでしたが、気になって本書を手に取ると、福岡にもこんな情熱的な人間がいたのだと誇らしく感じました。頭山満翁との親交もあったようで、熱い町だったんだと感慨深く感じました。2015/01/12

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