中公新書<br> コーポレート・ガバナンス―日本企業再生への道

中公新書
コーポレート・ガバナンス―日本企業再生への道

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  • サイズ 新書判/ページ数 198p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121016270
  • NDC分類 335
  • Cコード C1234

内容説明

一九九〇年代に入ってから、大企業の不祥事や倒産が相次いでいる。その大きな原因の一つに、経営者の能力低下と暴走がある。コーポレート・ガバナンスとは、経営陣を常に監視し、時には刷新を促していくためのメカニズムである。日本、アメリカ、ヨーロッパの豊富な事例をもとに、日本経済が再び「失われた一〇年」を繰り返さないために、まず企業再生こそが必要であることを説き、企業統治の具体的な方法を明示する。

目次

第1章 企業の統治
第2章 米欧でのガバナンス革命
第3章 日本的ガバナンスの時代
第4章 日本的経営の行き詰まり
第5章 日本の新しいコーポレート・ガバナンス

著者等紹介

田村達也[タムラタツヤ]
1938年(昭和13年)、広島県に生まれる。1961年、東京大学法学部卒業。1964年、ペンシルヴァニア大学院修士。日本銀行入行後、ロンドン駐在参事、営業局長、理事を経て、現在、A.T.カーニー日本法人会長。オリックスおよびスルガ銀行の社外取締役などを兼務
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

20
企業統治について学べた。日本でこの概念が意識され始めたのはごく最近であること、アメリカやドイツ形との差異、変わる世界経済体系。日本の企業の閉鎖性、馴れ合いの人事が不況から抜け出せない原因のひとつであるように感じた。2014/11/01

pepe

0
企業が健全な経営を行っているかを監視し、必要に応じて刷新する仕組みをコーポレート・ガバナンスとよぶ。アメリカで成果をあげたシステムであり、終身雇用の崩壊などにみられる日本的経営の行き詰まりの中で、企業がいかに収益と存在価値を維持するかを追求している。日本の天下り人事やなどは市場の流動性を阻害している。「終身雇用を守る」という従来型でなく、雇用者の「エンプロイヤビリティーを高める」という考え方が市場に流動性と活性化をうみだすのだろう。2014/01/31

San fairy Ann

0
社会人3年目くらいになって会社のことがぼんやりわかり始めてきたようなころに読むことを超絶おすすめ コーポレート・ガバナンスの歴史、日本におけるガバナンスの発展とその失敗など、非常にわかりやすくまとまっており、ガバナンスについて考えるきっかけとなる リーマン・ショックが暴露した欧米式ガバナンスの限界についてアップデートがなされるとなおいいと思うけども、まずは読むべし2012/11/28

ぱぷわ

0
わかりやすくガバナンスとは何かを説明しているいい本2010/11/18

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