中公新書<br> 中国 - 歴史・社会・国際関係

中公新書
中国 - 歴史・社会・国際関係

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  • サイズ 新書判/ページ数 242p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121006523
  • NDC分類 302.22

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

11
前半は19世紀後半から1940年代。太平天国の乱~義和団の乱~辛亥革命~五四運動~上海クーデター~長征~西安事件~日中戦争~中華人民共和国成立までの“革命”の歴史。毛沢東の権力確立過程がよくわかる。中盤は1950年代から1960年代。中ソ対立。中ソそれぞれのマルクス主義に対する考えの違いからやがて中ソ冷戦へと発展する過程と、マルクス主義とは違う毛沢東型社会主義観の絶対化について書く。後半は1970年代。米中接近。米国はベトナム戦争の敗戦、中国は中ソ冷戦に対する考慮から、双方が現実主義的に接近した過程を書く2019/04/09

Tetsuya Noguchi

2
中嶋嶺雄先生が1982年に出された、今となっては古典的な名著。逆説的であるが、この本を読み進めていくと、本が執筆された後の歴史である、冷戦の終焉、天安門事件、ソ連の崩壊、南巡講話といった出来事が、いかに現代中国に及ぼした影響が大きいことがよくわかる。1982年に自分自身をタイムスリップし、現代中国との比較を行いながら読むと非常に面白い。中国の外交方針は、すべからく中国の内政問題であるという指摘は今日でもまさにその通りである。 学生時代に先生の授業をちゃんと取っていればよかったと、今更ながら後悔するのみ。2017/07/09

user

2
大躍進から文革、ポスト毛沢東を簡潔におさえた好著。2009/12/08

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