高松宮と海軍

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高松宮と海軍

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120025495
  • NDC分類 288.44
  • Cコード C0095

内容説明

名著「志賀直哉」脱稿以来「高松宮日記」編纂に没頭している著者が、発見から刊行までの劇的な経緯を初めて明かし、第一級資料のみが持つ迫力と感動とを鮮やかに伝える。時代と背景を解説する「海軍を語る」併録。

目次

「高松宮日記」編纂記
海軍を語る―「高松宮日記」にちなんで

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

64
最近、初代宮内庁長官の昭和天皇拝謁録をNHKが入手し報道されているが、本書はその弟君、高松宮が昭和62年に亡くなられて7年後に発見された20冊の直筆日記の編纂・出版について作家阿川弘之が記したもの。戦前、男子皇族は軍務に就く慣わしで、高松宮も海軍将校に任官していた。そのため海軍経験のある文士ということで著者も編纂に携ることに。私的なもので差し障りなど危惧されたが、宮内庁筋の反対をはね、歴史的資料として公刊を決断されたのは喜久子妃殿下とのこと。既に知られているように対米開戦には否定的な意見。2019/08/20

石橋

2
平成もしばらく経ってからの出版なのに旧仮名遣いなのはなぜ・・・。でも著者でなければ書けないだろう高松宮と海軍のこぼれ話は非常に興味深い。帝国海軍の誉れとその衰退の過程がわかる。陸軍よりもスマートでかっこいい感じ(安易・・・)もっと詳しく知りたくなった。2011/03/09

田山河雄

1
高松宮殿下の親王日記が見つかったのが平成4年か5年のことだったらしい。ついてはそれを刊行するについての編纂記が本書に当たります。昭和天皇の弟君(三弟)である「高松宮日記全八巻」をお読みになる積りであれば、宮のいらした海軍関係その他の動きなどが分かって、それはそれで大いに参考になるのでしょうが、大陸における我が国の動きが侵略だったのか…に関心がある小生としては(それも勿論重要なのでしょうが)いま一つの感無きにしも非ずでした。「まあ嬉しい。華子」のユーモアも「至誠に悖るなかりしか」の五省も良かったのですが…2018/08/20

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