東欧の歴史

東欧の歴史

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  • サイズ B6判/ページ数 668p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120022135
  • NDC分類 230
  • Cコード C0022

内容説明

つねに外国勢力に民族の自立を脅かされてきた「もうひとつのヨーロッパ」の歴史を、「民族意識」という視座からダイナミックに捉え、現在の東欧問題の淵源に迫る。東欧諸国の民族の起源から共産党政権の崩壊にいたる興亡史。

目次

第1部 過去の遺産
第2部 民族の目覚め
第3部 対立と抗争の時代
第4部 モスクワの覇権のもとで

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

3
ロシアと西ヨーロッパの間に位置する東欧の歴史を、有史以前から1989年(と1990年初頭)の共産主義政権崩壊まで、概観する大著。ロシアやドイツが勃興するまでは、ヨーロッパでポーランド、ボヘミア、ハンガリーがなかなかの大国であた事が現代のそれぞれの国のあり方に繋がっているのがわかる。そして、オスマン帝国に支配された南部東欧(ブルガリア、セルビア、アルバニアなど)と、キリスト教圏だった北部東欧との間には社会のあり方に隔絶があり、これ又現在の諸問題の原因の一つになっている。戦後のソ連支配下の各国の葛藤も興味深い2018/10/08

sumi

2
二千年以上に渡る東欧の歴史を民族移動から共産主義崩壊まで語ったもの。民族、宗教、周辺の強国に翻弄され続けるこの地域の流れはどこまでも続く切ない歴史ともいえる。ぶ厚い翻訳本にも関わらず読みやすかったのは驚き。2019/06/23

羽生沢

0
東欧世界の政治史を紀元前から1990年代まで網羅した著作。宗教や民族、イデオロギーの対立に加えて外国の介入に翻弄された複雑な東欧の状況が詳細に描写されている。2014/07/27

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