内容説明
ソ連の消滅とEC統合―世界構造の激変と共に各国で高まる反日的気運。誤解と摩擦の500年の日欧交渉史を検証し、積極的な解決策を提示する。
目次
第1部 日本の台頭
第2部 欧米が見た日本
第3部 日本から見た欧米
第4部 開放市場と閉鎖市場
第5部 結論
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Edo Valens
3
「イメージ」という視点から経済を軸に歴史を追った本。第四部が日米欧の貿易の歴史。完全に知る事ができない未知のものに対して、誰だって「イメージ」は持っているだろう。他に対するイメージもあれば、自己に対するイメージもある。時系列順に日と米欧それぞれの側からのイメージの変遷を、中立の立場で書いていてくれている。「東洋の島国」だった日本が経済大国になっていく過程がとても分かりやすい。ただし、20年前の本なので、現在と比較しながら読むことは必要だと思います。政治学の授業で紹介されたのですが、読んでみてよかった。2015/04/18