新潮新書<br> 木に学ぶ

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新潮新書
木に学ぶ

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  • サイズ 新書判/ページ数 183p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784106101069
  • NDC分類 754
  • Cコード C0272

内容説明

木の文化は今も生きている―。木曽桧はなぜ特別なのか。針葉樹と広葉樹はどこが違う。木目はいかにしてできるのか。縄文時代の技術レベルは。鋸の普及していない奈良時代に板はどうして作ったのか。「木挽き」や「剥ぎ師」のすごさとは。伊勢神宮の御木とは。奈良の寺の古材から何がわかるか。音と木の関係とは。…木工四十余年、現代の名匠が木と人の長い歴史を考える。

目次

1 姿を仰ぐ(桧あるいは木曽桧について;大桧との出会い ほか)
2 歴史に触れながら(縄文遺跡と栗;伊勢神宮の御木 ほか)
3 「割る」と「挽く」(割って板にする;正倉院の厨子を手掛かりに ほか)
4 根も葉もある話(目を見る;根の力 ほか)
5 木の時代は過去のものか(コンクリートに変わっていく;小屋が鳴る ほか)

著者等紹介

早川謙之輔[ハヤカワケンノスケ]
1938(昭和13)年岐阜県生まれ。木工。1969年、恵那郡付知町に「杣工房」を設立。1981年、建築家・白井晟一の依頼により静岡市立芹沢〓(けい)介美術館の天井張りを手掛け、広く注目される
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

編集兼発行人

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木工家による木に関する雑考集。檜杉楠栗等々多種多様な樹木を題目にして樹木そのものが有する性質や其れを取り巻く環境をはじめ直接的に若しくは間接的に関わる人々のエピソードや永年に亘り積み重なる歴史などについて等身大の言葉を用いて朴訥に語るという構え。遺跡寺社仏閣城郭民家などに使用されたと思しき大木を巡る推測など我国における樹木に纏わる文化の来し方を観じながらコンクリートの侵食により樹木としても木材としても脅威に晒されている現状から行く末を静かに占う。人間に先立ち樹木が存在する事実に対して謙虚で臨む姿勢に好感。2014/05/20

コトゥー

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あまり理解出来なかったが面白い2012/10/16

てっしー

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この本自体がもさもさした「木」のようです。職人がぼそぼそ語るような文で味があるといえばあるが、それにしても、たどたどしすぎるな。「...だろうか。自分にはわからない」のような文が多い。わからないなら書かなくても。2011/08/18

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