内容説明
本書は、大学教育が一般社会から隔離された中で保たれてきたために起きている現実、大学の常識は世間の非常識かどうかを世に問うものである。
目次
第1章 大学教授とはどんな人種か(大学教授もサラリーマン;S教授のスケジュールを覗いてみる ほか)
第2章 大学生の常識(学生たちの住処;3年生Kさんの1日 ほか)
第3章 大学というマーケット(「レジャーランド」とコスト感覚;24時間営業・眠らない大学 ほか)
第4章 大学生のための情報源(卒業論文・ゼミ論執筆のための手引;参考図書および参考サイト)
著者等紹介
鈴木雄雅[スズキユウガ]
1953年東京都生まれ。上智大学文学部新聞学科卒、同大学院文学研究科博士後期課程(新聞学専攻)単位取得。大学院生時代から公立中学校の社会科非常勤講師を務める。日本新聞協会研究所、上智大学文学部新聞学科専任講師、助教授を経て、96年から教授(大学院文学研究科教授兼任)。主な研究分野は、ジャーナリズム史、オーストラリアのマス・メディア
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感想・レビュー
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moka
1
大学と大学生の実態に迫る。大学の実情を分かりやすく描いているので読みやすい。約10年前に出た本ではあるが、実態はほとんど変わってないのではないか。大学生の学力低下や講義に対する姿勢など。。登場する学生が2名いるのだが、あれほど模範的な生徒はほとんどいないと思う。在学中はやはり遊びたくもなるしバイトもしたい。就職して何年か経ってから「もっと勉強しておけばよかった」と思ってしまうのだ。学生の本分は勉強だってことは分かっている。受け身ではなく、自発的、積極的な姿勢が必要だ。難しいけれど。2011/11/01
ののこ
0
少し古いのかと思ったけど、全然新しかった2013/10/03
Mentyu
0
大学がレジャーランドと揶揄される状況を全否定するのではなく、大学をレジャーランドとした上でどのような経験をすべきかという考え方は新鮮だった。2013/02/05
ステビア
0
レポート用。タイトルにあるような大学生の生態解説は半分くらいで、あとは問題提起。教員も、学生も、そして日本の構造も悪いって感じかな。2012/05/08
のぞみ
0
大学って何か、って考えるのには役立ちました。2009/02/20