内容説明
本書は紋章上絵師の目から見た、紋の格調高い美しさとともに、造形の妙や江戸の人たちの奇抜な変わり紋の数数を紹介しました。
目次
紋と上絵師
紋前史
紋の誕生
紋と武家
紋の盛衰
『見聞諸家紋』
商家の紋―紋の豊かさの原動力
紋の進化―丸と中心の円
江戸(紋の最盛期;紋と遊ぶ)
紋と絵師たち〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんこい
7
紋章上絵師は紋を描くだけでなく、染めたりシミを抜いたり多芸でないとできないのですね。紋の多様さ、工夫の面白さに感嘆するとともに自分の家紋って知らないな、着物もないから使う機会もないし。ラインのスタンプとかで皆使いださないか、などと妄想しきり。2014/10/05
takao
2
ふむ2021/04/20
bvbo
2
上絵師として、描く側からの家紋の話し。ほんと、美しいのでずっと見てられますわ…由来とかももっと知りたいけど、それはまた分野が違うので。 2019/02/28
れどれ
2
面白すぎて途方に暮れた。学者先生ではなく、実際に家紋を手掛ける上絵師なる職人の視点から、しかし一元的でなく多角的に、家紋という小宇宙を語ってくれる。人に見せたくて発狂しそうになるほど可愛らしい、あるいは珍奇な家紋がもりだくさん。何度でも読み返したい、ぜいたくな記述にあふれている。2018/02/24
katashin86
1
どんな模様も、「丸で囲む」ことで紋になる。その力が面白かった。2016/11/29