目次
第1章 禅と浄土―親鸞と道元をめぐって
第2章 異なった選択―比較宗教家論
第3章 日本の仏教者群像(空海―日本仏教の行方を定めた天才;西行―聖と俗の間で;法然―おおらかさと曖昧さ;親鸞―自己と闘った男;一休―風狂に生きた孤高の禅者;富永仲基―薄倖のヒューマニスト;良寛―娑婆世界に遊ぶ禅;一茶―自意識過剰人の諦観)
第4章 名僧高僧かく語りき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雲をみるひと
12
日本の著名な仏教者、思想家についてのコラム集。主に雑誌に掲載された文章を移管したもの。出自が複数のため、特に親鸞や一休、良寛関連の記述において内容の重複が見られるが、個人的にあまり知らない内容が多かったので理解が深まりかえってよかった。日本人なら知っておきたい内容だと思う。2019/06/24
perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺
5
仏教について所謂「聖人」から知ろうと思い、読んだ。いろいろな人が書かれていたが、双璧は親鸞と道元だという。それぞれが他力仏教と自力仏教とを代表していると言う。親鸞についてはその後「歎異抄」を読んだが、この本の影響もあったはず。個人的には法然についての文章が気に入った。
肉尊
3
外来の仏教がいかに日本で結実したか。最澄、空海、一休、良寛など具体的な彼らの言葉をもとにその独特の思想を分かりやすく解説した一冊。本当に勉強になりました!教科書では学ぶことができないクセのある人たちの思想がてんこ盛り!無我の境地で読み耽ることができました。2016/07/26
take
2
日本仏教の創造者達について、生い立ちや人柄等に紙数を割いて説明していた。思想の中身というよりは、人物像を知るのに適した本だと思う。2017/06/02
おっとぅ
1
☆☆★★★2017/04/11