内容説明
軽薄短小の世紀ロココ。感覚人間が世に満ち、快楽がいたって素直に追求された官能解放の季節。200年を経て現代に浮上した、ヨーロッパ18世紀の遊び心に迫る!
目次
第1章 よみがえるロココ
第2章 官能を解放した男―装飾画家ブーシェ
第3章 官能文学の旗手―サロン詩人ヴィーラント
第4章 プレイボーイの美学―冒険者カザノヴァ
第5章 栄誉の奴隷にならなかった男―ゴッター伯爵
第6章 愚者の美学―ケルン選帝侯クレメンス・アウグスト
第7章 嫉妬の美学―若き日のゲーテ
第8章 ロココと現代