自転車少年記

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  • サイズ B6判/ページ数 413p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104680016
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

幼い昇平の乗った自転車がスピードを出しすぎて飛びこんでしまったのは、草太の家の庭だった。ふたりは、その日、生涯の友と出会う。海まで必死にペダルをこいだ。強豪高校にレースで挑んだ。そして、東京発糸魚川行きの自転車ラリーを創った。もちろん素敵な恋もした。爽快無類の成長小説。

著者等紹介

竹内真[タケウチマコト]
1971年生まれ。群馬県高崎市出身。95年に三田文学新人賞を受賞し、98年には『神楽坂ファミリー』で小説現代新人賞を受賞。99年に『粗忽拳銃』で小説すばる新人賞を受賞し、注目を浴びる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じゅき

38
自転車が好きな幼馴染の少年たちの20年以上の物語。仲間も増えて恋もして挫折もして。。。いつも二人には自転車がありました。淡々としてますが夢中になれるものがあるっていいことだなって思います。400ページ超&2段組とボリュームのある本でした。 2014/01/31

BlueBerry

33
程々に面白いけれど単調なので飽きてくる。感動とかワクワク感は少なめだけど爽やかな本でした。2013/12/30

どぶねずみ

24
3歳で初めて自転車に乗れるようになってから、30歳になるまでの自転車とともに歩んできた成長記。辛いことがあれば、自転車で長距離を走って頭を空っぽにする。彼女と別れて八王子から日本海まで自転車で300km走る。彼女と寄りを戻すために、千葉から仙台まで400km走る。そんなことするなんてバカみたいだと思われても、一つの目標をやり遂げるって本当に素晴らしい。私もロードバイクのメンテナンスしよう。2017/01/04

らぴ

22
4歳で自転車に乗り始めてから、25年に渡るふたりの少年の話。とは言ってもプロのライダーになる話ではなく、自転車に乗ることが好きなふたりが成長するにつれて仲間を増やし、恋をしてというストーリー。二段組、400ページ以上の長い話なのに、全く飽きずに読めた。読後感も非常に爽快。2010/05/01

はじめさん

21
就学前に知りあい、ともに自転車で繋がった2人の男児。広がる行動範囲、中学で知り合った自転車屋の甥っ子、高校で創部した自転車競技部、挫折と失恋、ガチ競技とは異なるサイクリングサークルを大学で作り、恒例行事となった八王子から日本海への300km走破ラリー。年年大きくなるイベントであると同時に、学外からも参加、友が友を呼んだ一大イベント、そして結婚や子どもが生まれるといった社会人になっても集まれる同窓会的な側面も。競技に打ち込んだりと人生の一コマをフューチャーするのではなく、少年期からはじまった「輪生」の物語。2020/07/26

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