方舟を燃やす

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方舟を燃やす

  • 角田 光代【著】
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  • サイズ A5判/ページ数 432p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104346080
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

オカルト、宗教、デマ、フェイクニュース、SNS。あなたは何を信じていますか? 口さけ女はいなかった。恐怖の大王は来なかった。噂はぜんぶデマだった。一方で大災害が町を破壊し、疫病が流行し、今も戦争が起き続けている。何でもいいから何かを信じないと、今日をやり過ごすことが出来ないよ――。飛馬と不三子、縁もゆかりもなかった二人の昭和平成コロナ禍を描き、「信じる」ことの意味を問いかける傑作長篇。

内容説明

1967年生まれの飛馬が育った時代は、みんなノストラダムスの大予言を信じてUFOを待ち、コックリさんに夢中になった昭和のオカルトブーム真っ最中だった。戦後すぐ生まれの不三子は文化的な生活を知らずに育ち、マクロビオティックの食事で子育てをしたのに、娘や息子とうまくいっていない。高度経済成長期の日本に育ち、昭和平成を生きたふたりがコロナ禍の子ども食堂で出会った時、そこに生まれたものは何だったのか―。予測不能な世界を生きる私たちに切実な問いを投げかける角田光代の新たな代表作!

著者等紹介

角田光代[カクタミツヨ]
1967年神奈川県生れ。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の〓』で中央公論文芸賞、11年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、12年『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花文学賞、14年『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞、21年『源氏物語』(全3巻)訳で読売文学賞(研究・翻訳賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

217
角田 光代は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 昭和~平成~令和、市井の人々の大河小説、人間ドラマ、著者の筆力で読ませますが、期待値が高い作家だけに、少し残念な作品でした。 https://www.shinchosha.co.jp/book/434608/2024/03/22

fwhd8325

105
何かが起きそうでいながら、淡々と展開しているように感じます。世代的に同じ時間を歩んでいるだけに、ふと考えると人生ってそんなものかなと思ってします。そんなにドラマチックではないけれど、振り返ってみるとなかなかの人生だったとも言えるような。少しのざわざわ感で、この物語を引っ張っているんだと思うとすごい物語なんだと思います。2024/04/03

ゆみねこ

94
文章は読みやすく語られる時代は自分の人生と重なるのに、なんだろう読み終えてモヤッとしたものが…。1967年生まれの飛馬と戦後すぐに生まれた不三子がコロナ禍の子ども食堂で出会い、そこで生まれたものとは?不三子には共感出来ず。自分が信じたもの、それを信じ続けることの是非、角田さんは読者に問いかけるためにこれを書いたのだろうか。2024/04/08

のぶ

88
昭和から令和へと続くクロニクルのような物語だった。話は飛馬と不三子という二人の主人公の行動に沿って交互に展開する。二人の人生と共に描かれるのは、同じ時代を生きた人なら、見聞きし経験してきたはずの出来事ばかり。口裂け女、コックリさん、恐怖の大王などの都市伝説、オカルト、新興宗教等。人々は情報に左右され、何かを信じる人と信じない人の間には分断が生まれる。文通からSNSへと、他者とつながる方法は急速に進化していく。どれも自分の知っている事ばかりで懐かしく感じた。面白く読んだが、自分の求めている作品ではなかった。2024/03/30

美紀ちゃん

78
文通のワクワク感。わかる。SNSみたいな感じかもしれない。母の死は実は病死ではなく自死だった事実。驚く。なぜ?子ども食堂オープン。ひとりで食べるよりみんなで食べた方が美味しい。自分で書いた文章を誰かが読んで励まされたり行動を起こしたりすることは気持ちが高揚する。ここで2人が出会う。望月不三子は、宗教じみてる。不三子は自分がウザいことを自覚できていない。世界がせまかったからだと思う。人に褒められることは嬉しい。料理が美味しいとか楽しいとか初めて言われて色々なことに気づく。生きがいを見つけられて良かった。2024/03/17

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