内容説明
双葉山七十連勝ならずの日の大騒ぎ。敗戦直後の大相撲の危機。「分家・独立を許さず」の不文律を破って九重（元千代の山）が出羽海部屋から独立した事件―十五歳で出羽海部屋へ入門した床清が見聞した意外な力士の素顔、床山の仕事や生活、髷の持つ意義など、知られざる床山の世界を気鋭が描く書き下ろしノンフィクション。
目次
初顔合わせ
ズル込み
稽古場見学
チャンコの匂い
四つの櫛
髷の意義
中剃りとコンパチ
大銀杏の結い方
初めての支度部屋
双葉山の髷を結う〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ku-pa-
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昭和の時代に名人と呼ばれた床山の回顧録。相撲関連の出版はこのところ多いが、床山について書かれた本書は類書が少なく貴重。2016/03/18
