内容説明
学ぶ意欲に欠ける学生、教える情熱に乏しい教授…。その一方で、老朽化した施設に耐え、僅かな研究予算に喘ぐ第一線の研究者たち。日本の大学はここまで病んでいる。東大、京大、早大など、有力大学から広がった病巣を多角的に取材し、その打開の道を探ってゆく衝撃のリポート。
目次
第１部 知性の荒廃
第２部 荒れる研究室
第３部 海を渡る研究費
第４部 逃げる頭脳
第５部 アメリカからの報告
第６部 ２１世紀へ向けて
今こそ大学論を
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アルゴン
1
★★★☆ 大学の授業、ならびに学生が残念というのをツカミにしていますが、メインは大学の予算が少なすぎて研究ができていません、という事例。日本と欧米、それぞれよいところがあり悪いところがありなのですが、確かに日本の教育は突出した発想が出てくるようにはなっていないような気がして、それは四半世紀を経た今でも変わっていないような気がするなあ。2015/06/29
NORI
0
受験勉強をしながら、息抜きで読んだ本。
