わが告白

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103317111
  • NDC分類 911.162
  • Cコード C0095

出版社内容情報

二度の離婚、そして五年間の失踪。日本を代表する大歌人には語られざる過去があった。八十三歳、歌会始選者・宮内庁御用掛の大胆なる「私小説」への挑戦。

内容説明

二度の離婚、そして五年間の失踪。日本を代表する大歌人には語られざる過去があった。魂の奥底を辿る自伝。

目次

第1部 日記は、事実よりもつよい―二〇〇九年八月九日‐八月二十二日(自筆年譜の余白に;世俗の栄誉にともなうもの ほか)
第2部 愛の純粋と生活―二〇〇九年十月九日―二〇一〇年二月五日(自分には、あれ以外の生き方はなかったのだ;皇后陛下御誕辰祝賀の会について ほか)
第3部 “虚栄の市”のなかの生―二〇一〇年三月十三日‐八月十二日(イッセイ・ミヤケの上衣;断想集 ほか)
第4部 運命を抱きしめて―二〇一〇年十二月二十三日‐二〇一一年七月十日(何かが自分の中で変った;わが震災記 ほか)

著者等紹介

岡井隆[オカイタカシ]
1928年1月5日愛知県名古屋市生まれ。歌人・文芸評論家。未来短歌会発行人。日本藝術院会員。現、宮内庁御用掛。慶應義塾大学医学部卒。医学博士。内科医師として国立豊橋病院内科医長などを歴任。1946年「アララギ」に参加。1951年、近藤芳美を中心に「未来」創刊。『禁忌と好色』で迢空賞、『親和力』で斎藤茂吉短歌文学賞、『岡井隆コレクション』で現代短歌大賞、『ウランと白鳥』で詩歌文学館賞、『注解する者』で高見順賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっし~

9
町田康をして「月下を飛び来る男」と呼ばしめた現代最高の歌人・岡井隆。塚本邦雄、寺山修司とならび前衛短歌三雄の一人に数えられ、医師を勤める一方「歌会始」選者、つまり宮廷歌人でもある。「位人臣をきわめた」感のある著者だが、若き日の失踪、奔放な異性との関係、被害妄想に満ちた手紙を送りつけてくる女性ストーカーとの対決など一筋縄ではいかない生生しい人生模様が赤裸々に語られる。先日読了したコリャード『懺悔録』に触発されての再読。「コンフェシオン」というサブタイトル、「ロークス・ミノーリス」の比喩がなかなかに良かった。2019/11/17

のうみそしる

3
日記ではなく私小説でもなく、実験的な告白。後半はさらに東日本大震災も絡む。女性遍歴や出奔をどうこうと詳細に言い立てず、弁解したいふうでもなく、この齢でようやく書ける境地に達している。失踪へのモチーフが女と重なる。しかし名誉欲がとんでもなく強い爺さんだこと。勲章に目がない。批判しているのではなく、こうでないと戦後短歌時代を駆け抜けてこれなかった。「達成感などということをわれわれはよく言いたがるが、花をみて『きれい!』『すばらしい!』『言葉ではいえません!』というのと同じぐらい空疎なきまり文句である。」2022/06/22

私的読書メモ3328

2
なんだこりゃ、ふざけるなと言わざるを得ない一冊でした。唱えられているお題目を受け入れたとしても、では一個の文学作品としての出来にも首を捻るしかない出来でしょう。商品としても、確たる地歩を築いた著者が、自身の後ろ暗い過去について告白した本、として興味を惹こうとしているのは明白であり、それでこの内容は詐欺紛いでしょう。何より、書かれている内容が女々しく、いちいち読んでいる方が恥ずかしくなるほど気取っていて、鼻につくことこの上なかったです。2017/11/06

浦和みかん

1
帯に「自伝」とあるからそれを期待しながら読むとなかなか語られない生涯にそわそわとする。しかし、途中からこれは自伝という皮を被った日記文学なのだと気づく。自作・他作を引きながらぽつりぽつりと語られる過去に、岡井隆の矜持と羞恥が見られ、作品として面白かった。2017/09/05

カミヤイン

1
面白く読めた。告白と題にあるから、所謂告白を過度に期待する人には、あるところまで読むと足踏みしかしていないじゃないかと感じるかもしれないと思った。まあ、スキャンダルを求める人、自分のことを省みない人には口惜しいであろう。2012/03/02

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