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ぼくの住まい論

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784103300120
  • NDC分類 527
  • Cコード C0095

出版社内容情報

内田樹自邸兼道場(能舞台つき)「凱風館」。執筆、稽古、宴会、寺小屋、安眠――やりたいことをかなえる「居場所」のつくり方とは?

家を建てて考えた──やりたいことをかなえる「居場所」とは? ──ぼくにとっての「日本の未来」の先駆的形態です。その不具合も、できの悪さも全部込みで──。神戸、80坪の敷地に建った自邸兼道場(付能舞台)「凱風館」。執筆、合気道稽古、宴会、寺子屋、安眠……。住まうことは生きること。「教育の奇跡」を信じ、次世代への贈り物とすべく考え抜かれた、ウチダ流住まいの思想的背景に迫る一冊。

内容説明

執筆、稽古、宴会、寺子屋、安眠―やりたいことをかなえる「居場所」のつくり方とは?神戸の一隅、80坪の敷地に建った「凱風館」。「教育の奇跡」を信じ、次世代へ贈り物をするために、ウチダが考え抜いた住まいの思想的背景に迫る一冊。

目次

土地を買う
間取りを決める
材木を得る(京都・美山篇;岐阜・加子母篇)
職人に出会う
能舞台をつくる
凱風館に住む
ぼくの住まい論

著者等紹介

内田樹[ウチダタツル]
1950(昭和25)年、東京都生まれ。東京大学文学部卒。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。神戸女学院大学文学部総合文化学科を2011年3月に退官。専門はフランス現代思想、武道論、教育論、映画論など。『私家版・ユダヤ文化論』で第6回小林秀雄賞、『日本辺境論』で新書大賞2010、著作活動全般に対して第3回伊丹十三賞を受賞。神戸市で武道と哲学のための学塾「凱風館」を主宰している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あちゃくん

39
内田さんの住まい兼道場「凱風館」ができるまでを追った本です。マイホームを持ちたいとはあまり真剣に思ったことはないですが、内田さんのように沢山の人が集まれる場を作りたいとはこの本を読んで思いました。2014/06/08

mura_海竜

38
内田さん3冊目。著者の自邸兼道場「凱風館」の建設記。写真やエッセイも併記。著者は合気道の武道家・能舞台も演ずる。神戸女学院大学に21年間勤めた。「みんなのための建物」を作る。2011年11月に完成。著者の考えは一貫している。しかし、若い設計者を選定されたことに驚き。個人的には歳を重ねた設計者の方が著者の考えに合っていると思ったが。1階は道場。2階はセミパブリックの書斎とリビング。その奥にプライヴェートとなっている。エレベーターが設置され、朝稽古後の出勤のため道場脇に男女のユニットシャワーが並ぶ。2013/09/15

Tui

29
内田氏の公私のバランス感や周囲との繋がり方が具現化されたといえる建物、それが自宅兼道場「凱風館」だ。素材にもデザインにも機能にも来る人にも近隣との関わりにもこだわりの限りを尽くした家づくりは、至上の贅沢という他ない。家族のしたいことができる場所であること(内田氏は合気道師範、奥様は能楽師)、地域にとって活力となる拠点であること。後世に残せるパブリックスペースを自宅の1階に造りあげた内田氏の、嬉しくて仕方のなさが文の端々からにじみ出て、羨ましいやら、読み手まで嬉しくなるような、いい本です。2019/03/28

Gatsby

15
内田先生の自宅兼道場の「凱風館」ができるまで、そしてできてからの話。写真も豊富で住まいとか建築に興味のある人にも楽しく読める。内田先生のこだわりがあり、そこから様々な人との出会いがあり、お付き合いが始まり、多くの人の思いが自宅兼道場に込められていく。やはり私は書棚に興味があり、内田先生の書棚に並べられた蔵書の数々を眺めてみたかったのだが、本の一冊一冊が見えるほどの写真はなかった。ただ、天井まで届くような書棚があり、羨ましく感じた。あれは私の夢だった。うるさい嫁がいなかったらああいうの作るんだけどなあ。2012/08/02

呉もよこ

11
内田先生が建てる家のイメージは武家屋敷。そして、そこは「私の家」ではなく学び舎、「母港」 単なるマイホーム建築日記ではない。そこには内田先生ならではの人脈や思想哲学が入る。設計、林業、左官、瓦、様々な職人が入り混じり、住居を超えた「道場」兼「能楽舞台」兼「書斎」として内田家「凱風館」が出来上がる。 また著書は施主である内田先生が語る本だが、新人建築家光嶋氏が同じく語る著書「みんなの家」も合わせて読むことをオススメしたい。 個人的に、神戸女学院大の「ヴォーリス建築」の一部が出ているのもツボであった。2015/10/15

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