内容説明
いかなる栄達、権勢、快楽も死によって崩れ去る。五千年前、人類文明発祥地シュメールのギルガメシュ王は、死んだ部下をこの世につれ戻すため、不死の薬を求めて、あの世へと旅立った。人間界を見おろす神々や、生者を透視している死霊をものともせず、天上天下をかけめぐるギルガメシュ王の叡知、傲慢、愛欲、滑稽のかずかず…。人類と現代文明を根源的に問いかけた、読んで面白い梅原戯曲文学、晴れやかに誕生。
感想・レビュー
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さきあや
2
戯曲にするには、現代的にというか、通俗的にしないとならないのだろうか? かなり別物。 原典のギルガメシュ叙事詩の方が、普遍的なテーマを普遍的な描写で描いていたと思う。2017/03/11
しんどー
0
★22017/11/22
金田 弘美 かねだ ひろみ
0
あくまでも「ギルガメシュ叙事詩」を現代風にアレンジした戯曲なので、「ギルガメシュ叙事詩」の翻案ではないのに注意。個人的には原典を読んでから読むことを勧めます。 個人的には、人生いかに生きるべきかをテーマにしたのは良いが、ギルガメシュが半神半人の英雄であることは崩してほしくなかったかなと言う感想です。ギルガメシュが聖人君主すぎるのもなんか違うかなと言う感じも。2024/05/12
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