内容説明
チェコスロバキアの貧しいユダヤ人の家に生れたルブジは、ナチ収容所から脱走し、英国に密航する。名をアームストロングと改め、生来の語学の才と商才を武器に、ほとんど詐欺的手段で新聞事業を興す。少し遅れてオーストラリアに生れたタウンゼンドは、オクスフォード大を卒業し、父親から新聞社を受け継ぐ。大衆受けを狙った強引な編集方針が成功し、ついに全国紙を所有する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
31
メディア王といわれるルパート・マードックと今は亡きロバート・マクスウェルをベースにした作品。どれくらい脚色しているのかわからないが、とにかく叩き上げのアームストロングと、オーストラリアの新聞社の御曹司であり異才を放つタウンゼンドが交互に描かれる様子は飽きさせない。タイトルは悪いが読み応え十分。The Fourth Estate の意味は?下巻で。2019/09/01
ミステリウム
2
これは微妙2012/06/13
nobico
2
これまなかなかおもしろい2012/02/13
薩摩隼人
1
(1996年読了)2020/05/31
健康ちゃん崩壊
1
2人にだけ見える糸。それは私にも繋がっていて、たぐりよせたらいつか会えるような気がして。2014/06/25